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始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2024/03 417.25 418.00 412.50 413.50 - 4.00
2024/05 430.00 431.00 425.00 426.25 - 3.75
2024/07 441.00 441.75 436.25 437.50 - 3.75
単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比)
先物 261,034 285,918 1,501,445 (+ 2,080)
注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から
電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ
ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4
時の数字です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(3月11日−3月15日)
コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年並〜平年を上回る。
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コーンは軒並み反落。終値の前営業日比は4.00〜3.25セント安。中心限月の
5月限は3.75セント安の426.25セント。
南米産地での降雨とこれによる作柄改善、そして南米諸国からの供給増加見通しが重
石となった。また、黒海地域からの輸出活発化を受けて小麦が大幅安となったことも弱
材料視されて売り優勢で運ばれた。
5月限は430セントで取引を開始。その直後に431セントの高値を付けた。やや
値位置をとしながらも430セント前後での足取りをアジアの時間帯は見せていたが欧
州の時間帯以降は戻り売りを浴びながら値位置を切り下げる右肩下がりの足取りに転
じ、引け前には425セントの安値に到達。安値で買い戻されたものの戻りは浅く、
安値に近い水準で引けを迎えた。
ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気
概況及び予報を要約)
<ブラジル産地>
ブラジル中部では今週も降雨が続いている。一方の産地南部でも活発な前線の移動に
伴いほとんどの地域で雨がちな天気が続くと予想され、土壌水分が回復しサフリーニャ
コーンの生育環境が改善が期待される。ただマトグロッソドスル州の一部地域では雨の
境目となりため新しく作付された穀物にとって乾燥した状態となるリスクがある。
<アルゼンチン産地>
北部では7日まで降雨が続くだろう。南部では6日に新たな前線が到来し9日にかけ
て雨が降り続くもよう。ただ、ほとんどの地域ではこの雨は好ましいものとなるにもか
かわらず、南部の一部の地域では十分な雨量に達しない可能性がある。とはいえ、全体
的に結実期を迎えているコーンおよび大豆にとっては好ましい生育環境が続いている。
シカゴ小麦5月限は黒海地域からの供給増が米国の輸出を圧迫するとの懸念から売り
優勢となった。米ドルが下値堅く推移していることも懸念材料の一つとなった。この日
期近の5月限は前日比13.00セント安の551.00セントで引けを迎えた。
*米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。
5日まで降雨の発生は無く自然発火が発生する可能性が高いものの、6〜9日にかけ
ては低気圧の移動に伴い広い範囲で降雨が発生するほか、一部では降雪となる可能性が
ある。この降雨や降雪により湿度が高まり自然発火が発生するリスクは低下するだろ
う。
今日の材料
・ブラジル産地中部では広い範囲で降雨が発生。今週は雨がちな天気が続く。
・ブラジル産地南部では降雨により土壌水分が回復。一部では乾燥の恐れあり。
・アルゼンチン産地は慈雨が続き引き続き穀物の作柄は良好。
・米小麦産地では6日〜9日には降雨発生し自然発火のリスク低下へ。
MINKABU PRESS
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