とうもろこしは、円相場が1ドル=150円台前半で推移し、円の先安感が根強いこ とや、底堅さを示すテクニカル要因が買い支援材料。5日のシカゴ反落にもかかわらず 堅調となった夜間の流れを引き継ぐと予想。シカゴコーン期近5月限と円相場1ドル= 149.95円からの換算値は300円安となる。先限は夜間取引を120円高で終え ているため、夜間終了時点より上げ幅を縮小しながらもプラスサイドを維持すると予 想、序盤の先限は50〜100円程度の上昇で推移か。 とうもろこし先限は夜間取引を出来高が9枚にとどまるなか、120円高の3万 6890円で終了。一時は3万6700円まで値を落としながらもプラスサイドに浮上 して高値引けしているため、日中取引でも堅調な足取りを継続しそうだ。 5日のシカゴコーンは軒並み反落。ブラジル、アルゼンチンで降雨が続き生育環境が 改善するなか、両国からの供給増加観測が重石となったほか、小麦の大幅安も弱材料と なった。8日に発表される米農務省(USDA)月例需給報告を控えるなかでの玉整理 基調が今後は強まりそう。5月限は430セントを上値抵抗線として意識する足取りを 継続すると見られる。 JPXとうもろこし先限の寄り付き予想は3万6800〜3万6900円。本日の日 中取引の予想レンジは3万6700〜3万6950円。 <今日の予定> ◆ オーストラリア ◆ 【経済】09:30 国内総生産 2023年10-12月期(連邦統計局) ◆ 日本 ◆ 【工業】12:00 原油・石油製品供給統計週報(石油連盟) 【工業】14:00 石油製品給油所小売価格調査(資源エネルギー庁) ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】19:00 小売売上高 2024年1月(EUROSTAT) ◆ ドイツ ◆ 【経済】16:00 貿易収支 2024年1月(連邦統計庁) ◆ アメリカ ◆ 【経済】21:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【経済】22:15 雇用統計 2024年2月(ADP) 【経済】3/7 00:00 卸売在庫 2024年1月確報値(商務省) 【工業】3/7 00:30 週間石油統計(EIA) ◆ カナダ ◆ 【経済】23:45 政策金利発表(カナダ銀行) 【経済】3/7 00:00 Ivey購買担当者景況指数 2024年2月(RISB) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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