アジア株は下落、米株大幅安・中国経済停滞懸念 問題山積みで中国は今年「5%前後」達成不可能との見方 東京時間11:01現在 香港ハンセン指数 16201.96(+39.32 +0.24%) 中国上海総合指数 3039.12(-8.67 -0.28%) 台湾加権指数 19378.09(-8.83 -0.05%) 韓国総合株価指数 2633.88(-15.52 -0.59%) 豪ASX200指数 7704.30(-19.90 -0.26%) アジア株は香港を除いて下落、前日の米株大幅下落を受け売り優勢で始まった。また、中国の経済停滞懸念も重石。 きのう開幕した全人代では今年の中国経済成長率目標を昨年と同じ「5%前後」と野心的な水準に設定した。中国首相は「あらゆる方面からの力を合わせた取り組みが必要」と述べただけで支援策の詳細については語らなかった。消費拡大や不動産市場に向けた具体的な支援の計画もなく、エコノミストらは「5%前後」という目標は計画のない数字だと指摘している。中国首相は今年初め「今年も大規模支援策は必要ない」と語っていたほか、当局は株価下支えに力を入れるばかりで、長引く不動産不況やデフレ問題など懸念材料山積みの中、目標達成は不可能と思われる。米ゴールドマンサックス・ウェルスマネジメントは、中国経済は向こう10年に着実に減速する見通しで、割安でも中国株への投資は勧めないとしている。 上海株は軟調、同国の経済停滞懸念が重石。生活必需品や医療品、ハイテク、金融株が下落。不動産株の一角は上昇している。 香港市場では中国海外発展や長江基建集団、新鴻基地産発展、恒基兆業地産など不動産株が総じて下落。一方、医療品やエネルギー関連の一角は上昇している。 アップルなど米ハイテク関連の下げを受け台湾市場ではハイテク関連が下落している。
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