石油午前=上値重い、金利負担の継続による米景気悪化懸念で

配信元:MINKABU PRESS
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 午前の石油市場は上値が重い。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で石油
製品の在庫がしっかりと取り崩されたことから海外原油は反発したものの、米景気見通
しの不透明感が重しとなっている。高水準の米政策金利が続くことによる景気悪化が警
戒されている。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は年内の利下げ開始を示
唆したが、時期は不透明。円相場が1ドル=148円半ばまで円高・ドル安推移したこ
とも重し。時間外取引でニューヨーク原油4月限は小幅高。
 日中取引開始後、原油の2024年7月限はマイナス転換。7万2880円まで売り
が優勢となった。
 午前11時09分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
140円安〜190円高。
 午前11時09分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が756枚。
【本日はECB金利発表】
 本日は欧州中央銀行(ECB)が政策金利を発表する。米連邦準備制度理事会(FR
B)と同様に、ECBもまもなく利下げを開始するとみられているが、今月の金融緩和
開始は見送られる見通し。
【海外原油夜間取引=小幅高】
 ニューヨーク時間外取引で4月限は前日比0.04ドル高の79.17ドルで推移。
本日これまでのレンジは78.99〜79.36ドル。
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