NYプラチナ市況=プラチナが反落、パラジウムは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 4)   925.5      931.8       911.3       914.8    -  8.6
         (24/ 7)   933.8      940.5       920.6       924.2    -  8.6
 パラジウム  (24/ 6)  1047.50    1074.00     1017.00     1025.30   - 17.10
         (24/ 9)  1032.70    1032.70     1032.70     1032.70   - 17.00
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          36,276         39,603        91,829       (-  2,408)
 パラジウム          3,636          4,837        20,005       (-    767)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          38,722.69  -  68.66
     前日  148.07/09   1.0947/49   ・ナスダック         16,085.11  - 188.27
     本日  147.06/08   1.0936/38   ・10年米国債利回り      4.09  -   0.01
・NY原油  (24/ 4)   78.01 - 0.92  ・SPDR保有金残高    816.57  -   0.87
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続落。前日比は、プラ
チナが8.7〜5.7ドル安、中心限月の4月限が8.6ドル安、パラジウムが
17.70〜15.00ドル安、中心限月の6月限は17.10ドル安。
 プラチナ4月限は反落。時間外取引では、ドル安一服に上値を抑えられた。欧州時間
に入ると、買い戻されたが、上げ一服となった。日中取引では、弱気の米雇用統計や金
堅調が支援要因になったが、利食い売りなどが出てマイナスサイドに転じた。
 パラジウム6月限はドル安が支援要因になったが、序盤の買いが一巡すると、戻りを
売られて軟調となった。
 プラチナ4月限は時間外取引を919.0〜927.5ドルのレンジで推移し、前日
比3.1ドル安の920.3ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、ドル安一服に上
値を抑えられた。欧州時間に入ると、買い戻されたが、上げ一服となった。
 日中取引は、弱気の米雇用統計や金堅調が支援要因になり、2月2日以来の高値
931.8ドルを付けた。その後は、米連邦準備理事会(FRB)は利下げを急がない
との見方から利食い売りなどが出てマイナスサイドに転じ、911.3ドルまで下落し
た。
 2月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比27万5000人増加と、
市場予想の20万人増を上回った。ただ、過去2カ月分の雇用の増加数が合計16万
7000人下方修正されたほか、失業率が3.9%と約2年ぶりの水準に上昇し、米労
働市場が減速しつつある可能性が示唆された。
 パラジウム6月限は、時間外取引を1036.00〜1062.00ドルのレンジで
推移し、前日比4.60ドル高の1047.00ドルとなった。6月限は高寄りしたの
ち、ドル安一服に上値を抑えられたが、欧州時間に入ると、買い戻されて堅調となっ
た。
 日中取引は、弱気の米雇用統計や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となり、6日の
高値1074.00ドルに顔合せした。その後は、米連邦準備理事会(FRB)は利下
げを急がないとの見方から戻りを売られ、1017.00ドルまで下落した。
 7日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの19万7406
オンス、パラジウムは変わらずの5万2661オンス。
今日の材料
・1月の独生産者物価指数(PPI)は前月比0.2%上昇、前年比4.4%低下。
・1月の独鉱工業生産指数は前月比1.0%上昇し、アナリスト予想の0.6%上昇を
上回った。製造業の低迷がようやく底を打ったとの見方が広がっている。
・欧州中央銀行(ECB)が4月か6月に利下げを実施する可能性は非常に高いと、政
策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス中銀総裁が述べた。
・第4四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)確報値は前期比横ばい、前年同期比
0.1%増で改定値から変更はなかった。
・米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、景気を押し上げも減速させもしない中立
金利が、新型コロナウイルスのパンデミックの後、あまり上がっていないのではないか
との見方を示した。
・2月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比27万5000人増加と、
市場予想の20万人増を上回った。ただ、過去2カ月分の雇用の増加数が合計16万
7000人下方修正されたほか、失業率が3.9%と約2年ぶりの水準に上昇し、米労
働市場が減速しつつある可能性が示唆された。時間当たり平均賃金は前月比0.1%上
昇で1月(0.5%上昇)から減速。
・欧州中央銀行(ECB)の政策立案者の過半数が6月の政策金利の引き下げ開始決定
を支持している中で、早期開始を支持する少数派を取り込むために連続して7月も追加
利下げをすることを一部メンバーが提案したことが、分かった。
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