NY金・銀市況=反落、米CPIの伸びが加速

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/ 4)  2189.1     2190.8      2156.2      2166.1     - 22.5
          (24/ 6)  2209.6     2211.9      2178.0      2187.7     - 22.3
   銀     (24/ 5)  2467.5     2490.0      2422.0      2439.4     - 32.1
         (23/ 7)  2493.0     2511.5      2445.5      2462.0     - 32.0
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           331,590       334,172       529,474        (-  4,645)
  銀           76,973        55,216       145,248        (+  2,767)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          39,005.49  + 235.83
     前日  146.93/95   1.0925/27   ・ナスダック         16,265.64  + 246.37
     本日  147.65/67   1.0927/29   ・10年米国債利回り      4.16  +   0.06
・NY原油  (24/ 4)   77.56 - 0.37  ・SPDR保有金残高    815.13      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は反落。終値の前日比は金は22.5〜21.3ドル安、中心限
月の4月限が22.5ドル安、銀が32.1〜31.6セント安、中心限月の5月限は
32.1セント安。
 金4月限は反落。時間外取引では、米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて利食
い売りなどが出たことを受けて軟調となった。日中取引では、米CPIの伸びが加速し
たことを受けて売り優勢となった。
 銀5月限はドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。
 ニューヨーク金4月限は反落。時間外取引では2176.2〜2190.8ドルのレ
ンジで推移、前日比10.8ドル安の2177.8ドルとなった。4月限は高寄りした
のち、米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて利食い売りなどが出たことを受けて
軟調となった。
 日中取引では、米消費者物価指数(CPI)の伸びが加速したことを受けて売り優勢
となった。序盤の安値を割り込むと、テクニカル要因の売りが出て2156.2ドルま
で下落した。
 2月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%上昇、前年同月比3.2%上昇
した。1月の前月比0.3%上昇、前年同月比3.1%上昇から、ガソリンや住居費の
上昇で伸びが加速した。市場予想は前月比0.4%上昇、前年同月比3.1%上昇。
 ニューヨーク銀5月限は、時間外取引で2456.5〜2475.0セントのレンジ
で推移し、前日比12.0セント安の2459.5セントとなった。5月限は安寄りし
たのち、金軟調につれ安となった。
 日中取引では、買い戻されて2490.0セントまで上昇したが、米消費者物価指数
(CPI)の伸びが加速したことを受けて売り優勢となった。手じまい売りなどが出て
2422.0セントまで下落した。
 3月11日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比2278オンス減の1788万
7532オンス、銀は147万3393オンス増の2億8648万6357オンス。

今日の材料
・2月の独消費者物価指数(CPI)改定値は欧州連合(EU)基準(HICP)で前
年同月比2.7%上昇と、伸び率が鈍化していることが確認された。
・英国立統計局(ONS)が発表した2023年11月─24年1月の賃金はボーナス
を除くベースで前年同期比6.1%上昇と、22年10月以来の低い伸びとなった。
・イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は、英国は「完全雇用、またはそれ
に近い」状態だとしつつ、賃金と物価の相乗的な上昇への懸念は今や後退したと示唆し
た。
・2月の米消費者物価指数(CPI)は前月比0.4%上昇、前年同月比3.2%上昇
した。1月は前月比0.3%上昇、前年同月比3.1%上昇だった。市場予想は前月比
0.4%上昇、前年同月比3.1%上昇。ガソリンや住居費の上昇で伸びが加速した。
・米国はウクライナに対し、最大4億ドル規模の新たな軍事支援策を準備している。
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