NY金・銀市況=反発、米利下げ期待で押し目を買われる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (24/ 4)  2163.6     2185.6      2161.3      2180.8     + 14.7
          (24/ 6)  2185.2     2206.9      2183.0      2202.4     + 14.7
   銀     (24/ 5)  2433.5     2522.5      2427.5      2515.6     + 76.2
         (23/ 7)  2454.5     2545.5      2452.0      2539.3     + 77.3
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           248,614       388,868       516,057        (- 13,417)
  銀           77,131        82,619       144,534        (-    714)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          39,043.32  +  37.83
     前日  147.65/67   1.0927/29   ・ナスダック         16,177.77  -  87.87
     本日  147.76/78   1.0947/49   ・10年米国債利回り      4.19  +   0.04
・NY原油  (24/ 4)   79.72 + 2.16  ・SPDR保有金残高    815.13      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は反発。終値の前日比は金は14.6〜15.7ドル高、中心限
月の4月限が14.7ドル高、銀が76.2〜77.2セント高、中心限月の5月限は
76.2セント高。
 金4月限は反発。時間外取引では、ドル高一服を受けて押し目を買われた。欧州時間
に入ると、買い戻されて堅調となった。日中取引では、米連邦準備理事会(FRB)の
利下げ期待を受けて買い優勢となった。
 銀5月限は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待や金堅調を受けて買い優勢とな
った。
 ニューヨーク金4月限は反発。時間外取引では2161.3〜2169.6ドルのレ
ンジで推移、前日比3.2ドル高の2169.3ドルとなった。4月限は安寄りしたの
ち、ドル高一服を受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、買い戻されて堅調とな
った。
 日中取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待を受けて買い優勢となっ
た。その後は、ドル安も支援要因となって2185.6ドルまで上昇した。
 2月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが加速したが、米連邦準備理事会(FR
B)の6月利下げ見通しに変わりはなく、利下げ期待から押し目買いが入った。イエレ
ン米財務長官は、インフレの最大の要因である家賃が今年、新規賃貸契約の締結により
下落すると予想していると述べた。
 ニューヨーク銀5月限は、時間外取引で2427.5〜2455.0セントのレンジ
で推移し、前日比10.1セント高の2449.5セントとなった。5月限は安寄りし
たのち、金堅調につれ高となった。
 日中取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待や金堅調を受けて買い優勢
となった。前日高値を突破すると、テクニカル要因の買いが入って一段高となり、昨年
12月以来の高値2522.5セントを付けた。
 3月12日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比1万3280オンス減の
1787万4252オンス、銀は変わらずの2億8648万6357オンス。

今日の材料
・1月の英国内総生産(GDP)は前月比0.2%増加した。英経済は昨年後半に浅い
景気後退(リセッション)に陥ったが、1月はプラス成長を記録した。年内に予想され
る総選挙を控え、スナク政権にとっては一定の安心材料となった。
・1月のユーロ圏の鉱工業生産指数は前月から3.2%低下した。
・欧州中央銀行(ECB)は、金融政策運営の新たな枠組みを発表した。金融システム
や融資を混乱させないようにしながら、これまでに膨張したECBの資産を緩やかなペ
ースで圧縮することを目指す。
・イエレン米財務長官は、インフレの最大の要因である家賃が今年、新規賃貸契約の締
結により下落すると予想していると述べた。
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