プラチナ市況=プラチナは反発、NY高に続き円安に支援され堅調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/04          2025/02    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         10,328    +88    10,305  + 61  : 2,168.74   + 9.20
銀          114.8   +0.8     120.0  +3.0  : 2,488.00   +72.00
プラチナ     4,435    +58     4,420   +45  :   937.10   +12.50
パラジウム   5,000   +100     5,000  +100  : 1,054.63   +13.91
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.88   +0.36  ユーロ・ドル相場   1.0940  +0.0012
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高を受け
て買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調を受けて上値を伸ばした
が、円安一服を受けて上げ一服も先限は正午前に65円高で堅調に推移。午後は現物相
場の反落で上げ幅を縮小も1ドル=147円台後半の円安に支援され、堅調に推移し
た。25年2月先限が一代高値を更新。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は100円高。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが42〜59円高、プラチナスポットが62
円高、パラジウムが100円高。
 推定出来高は、プラチナが1万8454枚、プラチナミニが1179枚、プラチナス
ポットが7330枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は1月4日以来の高値】
 プラチナ先限は夜間取引から買い優勢となり、日中取引の開始後、4445円まで上
げ幅を拡大。先限足として1月4日以来の高値をつけた。上げ幅を縮小し、引けで
4420円をつけ、高値から25円下落も堅調地合いは維持した。
 昨日の日中取引の引け時点で金とのサヤはドル建て現物相場ベースで約1235ド
ル。プラチナは中国、欧州の景気不安により需要の不透明感から価格が低迷している
が、金と比べかなり割安感がある。産業需要の多い銀の大幅高に比べても出遅れ感あ
り。見直し買いの動きが強まれば上げ余地有りとみる。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、反落。朝方の941.02ドルから、買い戻されて
午前中は堅調に推移。午後に入り、売り優勢となり、一時934ドル台まで下落。
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