[今日の視点]とうもろこし=先限は夜間取引の流れを引き継ぎ堅調か

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、21日のシカゴコーンの堅調や1ドル=151円台の円安が支援材
料となるなか買い優勢か。シカゴコーン期近5月限と円相場1ドル=151.60円か
らの換算値は、シカゴコーンが夜間から上げ幅を縮小したためマイナスに転じて140
円安。先限は夜間取引の上昇を引き継ぎ、序盤、250円程度の上昇を予想する。
 とうもろこし先限は夜間取引を3万9000円で開始したが、その後、値位置を切り
上げて290円高の3万9100円で高値引けした。出来高は9枚のみ。21日には
3万9000円に達したところで値位置を落としたが、あっさりと3万9000円台を
回復している。昨年12月12日の高値まで値を切り上げているため、これを上抜くよ
うだと3万9200円台後半が視野に入ってくる。
 21日のシカゴコーンは小確り。米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高が
前週を下回りながらも100万トン台を維持したことや、アルゼンチン23/24年度
生産量下方修正が買いを支援した。ただ、5月限が440セントを大きく上回ることは
無く需給緩和が意識されるなかで上値の重さを感じさせる足取りとなっている。来週に
は米国の四半期在庫および作付意向の発表を控えていることで模様眺めムードが強まり
5月限は440セント前後での推移が続くと予想される。
 JPXとうもろこし先限の寄り付き予想は3万9050〜3万9150円。本日の日
中取引の予想レンジは3万8950〜3万9280円。
<今日の予定>
◆ ニュージーランド ◆
【経済】06:45 貿易収支 2024年2月(NZ統計局)
◆ 日本 ◆
【経済】08:30 消費者物価指数 2024年2月(総務省)
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 3月10日-3月16日(財務省)
◆ トルコ ◆
【経済】16:00 設備稼働率 2024年3月(トルコ中央銀行)
◆ ドイツ ◆
【経済】18:00 景況感指数 2024年3月(ifo)
◆ イギリス ◆
【経済】16:00 小売売上高 2024年2月(国立統計局)
【納会】--:-- ロブスタコーヒー 2024年3月限(ICE EUROPE)
◆ アメリカ ◆
【商品】3/23 04:30 建玉明細報告(CFTC)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 小売売上高 2024年1月(カナダ統計局)
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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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