[今日の視点]とうもろこし=総じて小幅高か、シカゴコーン高に追随

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、総じて小幅高か。8日のシカゴコーンは期近5月限から小確りで推
移したうえ1ドル=151.80円台と円安基調にある。先限を中心に買い優勢で運ば
れると予想。先限3月限は夜間での取引成立は無かった。シカゴ期近5月限と円相場1
ドル=151.85円からの換算値は200円高となる。日中取引で序盤の先限は50
円程度の上昇を見込む。
 とうもろこし夜間取引は先限は出来ず。期中の24年11月限が変わらず、期先25
年1月限は360円安で終えた。出来高は2枚にとどまる閑散商いで、引き続き値が飛
ぶ可能性が残されているなか、先限は4万円を前後する足取りを予想。取組は少しずつ
増加しており、先限の取組が3ケタに達した。最も取組が多い24年11月限から期先
限月への取組の移行や総取組高の更なる増加を期待したい。
 8日のシカゴコーンは小高い足取りとなった。米農務省(USDA)週間輸出検証高
が強気な数値を保っていることが買いを支援。米産地での作付が開始され、今後は天候
リスクに対する意識が高まると予想される。すでに需給緩和見通しを織り込んで値を落
とした後だけに、天候リスク浮上時には上昇の余地を残している点に留意しておきた
い。
 JPXとうもろこし先限の寄り付き予想は4万〜4万0150円。本日の日中取引の
予想レンジは3万9900〜4万0200円。
<今日の予定>
◆ オーストラリア ◆
【経済】09:30 消費者信頼感指数 2024年4月(WESTPAC)
◆ 日本 ◆
【朔望】03:22 新月 新月
◆ フランス ◆
【経済】15:45 国際収支 2024年2月(フランス銀行)
【経済】15:45 貿易収支 2024年2月(INSEE)
◆ 南アフリカ ◆
【経済】20:00 製造業生産 2024年2月(南アフリカ統計局)
◆ アメリカ ◆
【工業】4/10 05:30 週間石油統計(API)
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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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