LME市況=アルミ・銅はドル高を受けて反落、ニッケルは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
           現物          3カ月物
    アルミ        2,405.29  -     3.81     2,456.00  -   4.00
    アルミ合金      1,820.00        0.00     1,820.00      0.00
     銅         9,240.45  -    42.55     9,374.00  -  43.50
    ニッケル      18,184.89  +   141.62    18,219.00  + 145.00
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 アルミ3カ月物は反落。2459.50ドルと小安く始まりながらも銅高に追随する
足取りとなり、米国の時間を迎える頃には2494ドルと23年2月以来の水準まで値
を切り上げた。ただ、その後は強気な3月の米消費者物価指数(CPI)からドル高と
なったため、2437ドルの安値まで軟化。売り警戒から買い戻され、下値を切り上
げ、小幅安での終了となった。
 銅3カ月物は反落。9450ドルで取引を開始した後は、前日の強気な足取りを引き
継いで上値を探る展開となり、一時9511.50ドルと前日に続いて9500ドル台
を記録した。ただ、3月の米消費者物価指数(CPI)の強気な内容を受けてドル買い
の動きが広がった。ニューヨーク金が値位置を落としたことに追随する売りが膨らんで
急落に転じ9325ドルの安値まで軟化。安値で買い戻された後も戻り待ちの売りに上
値を抑制され、軟調ムードで引けを迎えた。

 ニッケル3カ月物は続伸。前日の強地合いを引き継ぎ1万8240ドルで小高く取引
を開始。これまでの大幅上昇の後で買い警戒から1万8300ドルを抵抗線とする足取
りが続いていたが、1万8300ドルを上抜いたことが踏み上げと見られる買いを誘発
したこともあり一時1万8900ドルの高値まで浮上。他非鉄貴金属の大幅安を受けた
売りに値を崩したが、1万8130ドルまで値を落とした後は買い戻されて再び浮上
し、3ケタの上げ幅を記録して終えた。
今日の材料
・10日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は反落、21.20ポイント安の3027.34ポイント。
・欧州株は英FT、独DAXともに金融株が買われた。3月の米消費者物価指数(CPI)が
 予想を上回ったことが嫌気され、売り注文が広がる場面もあった反転し堅調。
・3月の米消費者物価指数(CPI)
 結果 0.4%
 予想 0.3% 前回 0.4%(前月比)
 結果 3.5%
 予想 3.4% 前回 3.2%(前年比)
 結果 0.4%
 予想 0.3% 前回 0.4%(食品・エネルギー除くコア・前月比)
 結果 3.8%
 予想 3.7% 前回 3.8%(食品・エネルギー除くコア・前年比)
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=152.90円台まで急騰。ユーロドルは1ユーロ=1.0726
 ドルまで下落。今月2日の安値1.0723ドルが支持線ながら、この日の安値圏で低迷。
・米国株は大幅安。ニューヨークダウは422.16ドル安。ナスダック指数は136.28
 ポイント安。
・ニューヨーク貴金属は銀を除き下落。ニューヨーク原油は上昇。
 MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。