−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2024/ 6 2,348.3 - 14.0 シカゴ大豆 2024/ 5 1,164.75 - 9.75 NY銀 2024/ 5 2,791.5 + 6.8 シカゴコーン 2024/ 5 434.25 + 3.00 NYプラ 2024/ 7 978.0 - 7.7 NY原油 2024/ 5 86.21 + 0.98 NYパラ 2024/ 6 1,057.00 -27.70 ドル・円 152.94 + 1.18 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は152.90円台まで急騰 NY為替市場でドル円は152.90円台まで急騰した。3月の米消費者物価指数 (CPI)が強気の数字となり、ドル買いが強まり、ドル円を介入警戒も出ている 152円台に押し上げた。ストップロスを巻き込んで一気に152円台後半まで上昇。 3月の米CPIが予想を上回ったことで、市場ではFRBの利下げ期待を更に後退さ せている。FRBが注目しているとされる住居費・エネルギーを除いたサービスインフ レ、いわゆるスーパーコアも前月比0.6%、前年比4.8%上昇と、2023年4月 以来で最も加速していた。 FRBは当面高金利を維持するとの見方を正当化する内容で、短期金融市場でも6月 利下げの可能性を30%程度まで低下させているほか、年内は2回の利下げに留まると の見方を強めている。 ◎NY貴金属=総じて反落、予想以上の米CPIが圧迫 ニューヨーク金は反落、銀は続伸。 金6月限は反落。時間外取引では、利食い売りが出たが、押し目は買われて堅調とな った。欧州時間に入ると、米消費者物価指数(CPI)の発表待ちで上げ一服となっ た。日中取引では、予想以上の米CPIを受けて売り優勢となった。押し目を買われる 場面も見られたが、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ時期が9月に先送りされると の見方から戻りを売られた。 銀5月限は米消費者物価指数(CPI)の発表後の押し目買いで一代高値を更新した が、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ時期が9月に先送りされるとの見方や金軟調 を受けて上げ一服となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。 プラチナ7月限は反落。時間外取引は、金に押し目買いが入ったことが下支えになっ た。欧州時間に入ると、買い戻されて堅調となった。日中取引では、予想以上の米消費 者物価指数(CPI)を受けて売り優勢となった。米連邦準備理事会(FRB)の利下 げ時期が9月に先送りされるとの見方も圧迫要因となった。 パラジウム6月限は予想以上の米消費者物価指数(CPI)や他の貴金属の軟調を受 けて売り優勢となった。 ◎LME=アルミ・銅はドル高を受けて反落、ニッケルは続伸 アルミ3カ月物は反落。2459.50ドルと小安く始まりながらも銅高に追随する 足取りとなり、米国の時間を迎える頃には2494ドルと23年2月以来の水準まで値 を切り上げた。ただ、その後は強気な3月の米消費者物価指数(CPI)からドル高と なったため、2437ドルの安値まで軟化。売り警戒から買い戻され、下値を切り上 げ、小幅安での終了となった。 銅3カ月物は反落。9450ドルで取引を開始した後は、前日の強気な足取りを引き 継いで上値を探る展開となり、一時9511.50ドルと前日に続いて9500ドル台 を記録した。ただ、3月の米消費者物価指数(CPI)の強気な内容を受けてドル買い の動きが広がった。ニューヨーク金が値位置を落としたことに追随する売りが膨らんで 急落に転じ9325ドルの安値まで軟化。安値で買い戻された後も戻り待ちの売りに上 値を抑制され、軟調ムードで引けを迎えた。 ◎NY原油=反発、イランの報復攻撃がまもなくとの観測で ニューヨーク原油の期近は反発。 イスラエルがシリアのイラン大使館を空爆したことに対して、イランや親イランの武 装組織によるイスラエルへの報復攻撃が迫っているとの観測が高まった。ブルームバー グが伝えた。イスラエルの政府・軍事施設に対してドローンやミサイルによる大規模な 攻撃が始まるという。また、米中央軍は高度警戒水準にあり、イスラエルが攻撃を受け た場合に支援する用意が出来ており、イスラエルとともに反撃を辞さない構えであると いう。米高官の発言としてアルジャジーラが報道した。独ルフトハンザ航空はイランの テヘラン向けの便を停止した。 改質ガソリンの期近2限月は続伸。ヒーティングオイルの期近は反発。原油高に連動 した。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は軒並み続落、コーンは揃って反発 大豆は軒並み続落。 11日の米農務省(USDA)月例需給報告を前に玉整理基調が強まったが、大豆の 作付面積拡大とこれを受けた需給緩和観測が弱材料となり、売り優勢で運ばれた。この 日は前日に続いてUSDAが大口成約を発表したが、ドル高の進行に相殺されたため、 市場の反応は限られた。 コーンは揃って反発。 11日発表の米農務省(USDA)発表の月例需給報告を控えた玉整理基調のなか買 い優勢となった。また、コーン価格の低迷が続くなかで、今春の米国のコーン作付面積 が3月末に発表された作付意向を下回る可能性があるとの懸念も買いを支援する要因に なった。 MINKABU PRESS
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