貴金属は、総じて反発して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク高と円安を受けて 買い優勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク高と円安を 受けて堅調となろう。 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は39.78ドル高 の2376.13ドル、銀が64セント高の2849セント、プラチナが18.00ド ル高の982.80ドル、パラジウムは4.88ドル安の1050.93ドル。 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=153.23/25円で、前営業日の 大引け時点から0.18円の円安。 先限の寄り付き目安は、金が1万1696前後、銀は141.3円前後、プラチナ は4830円前後、パラジウムは5200円前後。 【NY金は米PPIの伸び鈍化が支援】 金はきのうの海外市場では、米生産者物価指数(PPI)の伸び鈍化を受けて買い優 勢となった。 金は米生産者物価指数(PPI)の伸び鈍化が支援要因になり、史上最高値を更新し た。3月の米PPIは前月比0.2%上昇と、2月の0.6%上昇から伸びが鈍化し た。市場予想の0.3%上昇も下回った。サービス価格の上昇が財(モノ)の価格の下 落によって相殺された。米連邦準備理事会(FRB)が早ければ7月下旬に利下げを開 始するとの見方が強まった。ただCMEのフェドウォッチで、米FRBの7月の利下げ 確率は39.7%(前日37.0%)であり、9月の利下げ開始が見込まれている。 欧州中央銀行(ECB)は、主要政策金利を予想通り据え置いた上で、声明に新たな 文言を盛り込み、近く利下げに踏み切る可能性を示唆した。中銀預金金利を過去最高の 4.0%に据え置いた。ラガルドECB総裁は理事会後の記者会見で、新たな検証によ ってインフレが目標に回帰しつつあるとのECB当局者の確信が強まれば、金利を引き 下げることが「適切」になると述べた。 米国のマクガーク中東政策調整官はサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、 カタール、イラクの外相と電話で会談し、イスラエルとの緊張を緩和すべきだとのメッ セージをイラン外相に送るよう求めた。マクガーク氏の要請を受け、4カ国の外相はイ ラン外相と連絡を取り、緊張緩和を求めるメッセージを送ったという。イランのイスラ エルに対する報復攻撃の行方を引き続き確認したい。 銀はきのうの海外市場では、米生産者物価指数(PPI)の伸び鈍化や金堅調を受け て買い優勢となった。 【プラチナは米PPIの伸び鈍化や金堅調が支援】 プラチナはきのうの海外市場では、米生産者物価指数(PPI)の伸び鈍化や金堅調 を受けて買い優勢となった。 プラチナは米生産者物価指数(PPI)の伸び鈍化や金堅調が支援要因になった。3 月の米PPIは前月比0.2%上昇と、2月の0.6%上昇から伸びが鈍化した。米連 邦準備理事会(FRB)の7月の利下げ開始の見方が強まった。ただ9月の利下げ開始 の見方が強く、プラチナの上値は限られた。 <今日の予定> ●トルコ(砂糖祭) ・中国貿易収支 2024年3月(税関総署) ・独消費者物価指数 2024年3月確報(連邦統計庁) ・英貿易収支 2024年2月(国立統計局) ・英鉱工業生産指数 2024年2月(国立統計局) ・米輸出入物価指数 2024年3月(労働省) ・米消費者信頼感指数 2024年4月速報値(ミシガン大) ・建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS 東海林勇行
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