[今日の視点]とうもろこし=総じて小幅高か、シカゴ安を円安が相殺

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 とうもろこしは、総じて堅調か。15日のシカゴコーンは期近5月限から軟調で運ば
れたが1ドル=154円台の円安基調を受け先限を中心に買い優勢になると予想。シカ
ゴ期近5月限と円相場1ドル=154.20円からの換算値はシカゴ安の影響で110
円安となるが、夜間取引で期先の25年3月限が3ケタ高を記録しているため、新甫と
なる25年5月先限は4万0100〜4万0300円で発会を見込む。
 とうもろこし夜間取引は期先25年3月限が180円高で夜間を終了。出来高は2枚
にとどまるなど超閑散商いが続いており、日中取引で小口の玉で値が飛ぶ可能性が残さ
れている。取組高は15日現在で1190枚を記録。目先は1200枚台までの拡大を
期待したい。
 15日のシカゴコーンは反落。米農務省(USDA)週間輸出検証高は依然として強
気な数値を維持したものの、前週末に高まったイランとイスラエル間の緊張に対する警
戒感が和らいだことやドル高が背景。ただ、米産地で作付が進行するなか天候リスクが
意識され下げ幅は限られている。まだ作付初期段階で生産量への影響は限られる時期な
がら、これから生育が本格化するに従い天候リスクを先取りする動きが強まると見られ
る。シカゴコーンは底堅い足取りが続きそうだ。
 JPXとうもろこし期先3月限の寄り付き予想は4万0200〜4万0350円。本
日の日中取引の予想レンジは4万0020〜4万0600円。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【発会】--:-- とうもろこし 2025年5月限(大阪取引所)
【発会】--:-- 一般大豆 2025年4月限(大阪取引所)
◆ 中国 ◆
【経済】10:30 住宅価格指数 2024年3月(国家統計局)
【経済】11:00 国内総生産 2024年1-3月期(国家統計局)
【経済】11:00 小売売上高 2024年3月(国家統計局)
【経済】11:00 鉱工業生産 2024年3月(国家統計局)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】18:00 貿易収支 2024年2月(EUROSTAT)
◆ ドイツ ◆
【経済】18:00 景況感指数 2024年4月(ZEW)
◆ イギリス ◆
【経済】15:00 雇用統計 2024年3月(国立統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】21:30 住宅着工・許可件数 2024年3月(商務省)
【経済】22:15 鉱工業生産・設備稼働率 2024年3月(FRB)
【工業】4/17 05:30 週間石油統計(API)
◆ カナダ ◆
【経済】21:30 消費者物価指数 2024年3月(カナダ統計局)
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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
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