国内市場は堅調か。中心限月の2024年9月限で100〜500円高程度を想定す る。イスラエルがイランに対する反撃を示唆していることが買い手掛かり。海外原油は 反落したものの、売り一巡後は切り返している。円相場が1ドル=154円前半で円 安・ドル高推移していることも支援要因。 イスラエルがイランに反撃するのかどうかが目先の焦点である。パレスチナ人を3万 3000人も殺害したイスラエルは国際的に非難されており、ガザ即時停戦が要求され ているものの、イスラエルは自衛と称して虐殺を続けており、主要国を含めて国際的な 批判はイスラエルに対しておそらく無意味である。自制を要求してもイスラエルが聞き 入れることはないだろう。ネタニヤフ政権はイランに対して反撃する可能性が高い。た だ、単独でイランと対峙することは現実的ではなく、米国の部隊が必要である。バイデ ン米政権はイスラエルによって戦争に引き込まれていくことを憂慮しているようだが、 イスラエルが始めてしまえば介入しないわけにはいかないだろう。 イスラエルへのミサイルやドローンを迎撃した米国、フランス、英国、ヨルダン、サ ウジアラビアはイランの敵対国家となっている。イスラエルは後戻りのできない選択を するのだろうか。 時間外取引でニューヨーク原油5月限は前日比0.53ドル高の85.94ドルで取 引されている。本日これまでのレンジは85.62〜85.99ドル。 <今日の予定> ◆ 日本 ◆ 【発会】--:-- とうもろこし 2025年5月限(大阪取引所) 【発会】--:-- 一般大豆 2025年4月限(大阪取引所) ◆ 中国 ◆ 【経済】10:30 住宅価格指数 2024年3月(国家統計局) 【経済】11:00 国内総生産 2024年1-3月期(国家統計局) 【経済】11:00 小売売上高 2024年3月(国家統計局) 【経済】11:00 鉱工業生産 2024年3月(国家統計局) ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】18:00 貿易収支 2024年2月(EUROSTAT) ◆ ドイツ ◆ 【経済】18:00 景況感指数 2024年4月(ZEW) ◆ イギリス ◆ 【経済】15:00 雇用統計 2024年3月(国立統計局) ◆ アメリカ ◆ 【経済】21:30 住宅着工・許可件数 2024年3月(商務省) 【経済】22:15 鉱工業生産・設備稼働率 2024年3月(FRB) 【工業】4/17 05:30 週間石油統計(API) ◆ カナダ ◆ 【経済】21:30 消費者物価指数 2024年3月(カナダ統計局) MINKABU PRESS
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