【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはドル建て現物相場の下 落を受けて先限が売り優勢で始まった。その後は、金の上げ一服を受けてマイナスサイ ドに転じる限月が目立ったが、イラン、シリア、イラクの同時爆発が伝えられ、金が急 伸すると地合いを引き締めた。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが23〜57円高、プラチナミニが 8.5円安〜32.0円高、プラチナスポットが70円高、パラジウムが出来ず。 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが8195枚、プラチナミニが697枚、 プラチナスポットが2560枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは金急伸につれ高】 プラチナはドル高が圧迫要因になった。金堅調を受けて買い戻されたが、ドル高を受 けて戻りを売られた。4月の米フィラデルフィア地区連銀製造業業況指数は15.5と 3月の3.2から大きく改善した。米新規失業保険申請件数も横ばいとなり、労働市場 の堅調が示された。米国債の利回りが上昇し、ドル高に振れた。ただアジア市場では、 イラン、シリア、イラクの同時爆発が伝えられたことをきっかけに地合いを引き締め た。イスラエルがミサイル攻撃した。 プラチナ先限は4717円まで上昇した。金急伸につれ高となった。円相場は1ドル =154円台前半の円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の934.00ドルから、金急伸を受け て押し目を買われた。 午前11時現在、プラチナは946.80ドル、パラジウムが1031.81ドルで 推移。前営業日の大引け時点はプラチナが940.68ドル、パラジウムが 1036.47ドル。 MINKABU PRESS
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