プラチナ市況=プラチナは大幅続落、午後は一段安で複数限月が3ケタ安

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/04          2025/02    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,453   -303    11,467  -306  : 2,305.85   -59.66
銀          137.0   -3.0     132.5  -8.5  : 2,690.00   -97.00
プラチナ     4,500   -115     4,539   -99  :   911.70   -21.58
パラジウム   5,100      0     5,100     0  :   989.86   -30.89
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    154.70   -0.02  ユーロ・ドル相場   1.0641  -0.0023
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅続落。プラチナはニューヨーク安を
受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下げ一服が下支えになった
が、金急落を受けて戻りは売られ、先限は正午前に80円超の下落で推移。午後は下げ
幅を拡大し、99円安で引けた。複数限月が100円超の下落となり、3ケタで終了。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが115〜95円安、プラチナスポットが
94円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万0942枚、プラチナミニが1231枚、プラチナス
ポットが6217枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は急騰の出発点の4520円を意識】
 プラチナ先限は日中取引に入り、一段安となり、午後の取引で4539円まで下落
し、今日の安値引け。今月9日から急騰となったが、急騰の出発点となった9日の安値
4520円を意識する値位置まで下落。25日移動平均線が通る4564円を割り込ん
で引けた。
 金と同様に26日に発表の3月の米個人所得・支出(PCEデフレーター)がカギを
握る。インフレ鎮静化が示されれば、貴金属を含め、商品市況にとって追い風。インフ
レ高進なら逆風となる。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の921.72ドルから、ドル安を受け
て下げ一服となったが、金急落につれ安となった。午後になり、3度、910ドル割れ
まで軟化する場面があった。戻り鈍く,910ドル台前半で推移。
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