プラチナ市況=プラチナは大幅続伸、金の軟化から上げ幅を縮小も堅調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/06          2025/04    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,707   - 45    11,709  - 26  : 2,321.48   -16.93
銀          137.0   -1.0     136.4  -3.3  : 2,671.00   -89.00
プラチナ     4,764   +154     4,767  +126  :   945.33   +23.73
パラジウム   5,000      0     5,000     0  :   965.35   -24.00
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    156.77   +0.79  ユーロ・ドル相場   1.0694  -0.0037
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅続伸。プラチナはニューヨーク高を
受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇や円安を受けて堅調と
なったり、正午前に先限は140円近い上げ幅を維持した。午後は金の軟化などから短
期筋の利食い売りなどで上げ幅を縮小したが、120円超の上げ幅を維持し堅調に引け
た。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが117〜154円高、プラチナスポットが
157円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが2万3155枚、プラチナミニが1893枚、プラチナス
ポットが1万1554枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナ市場での中国・財新の景況指数の判断に注目】
 プラチナ先限は午後の取引で4795円まで上げ幅を拡大し、今月17日以来の高値
をつけた。円相場は1ドル=156円台後半で推移、朝方より小幅な円安となり、なお
円の先安感が強いことや、日経平均株価の大幅高は支援材料。
 財新発表の4月の中国財新製造業購買担当者景況指数(PMI)が51.4となり、
前月の51.1より改善を示した。好況と不況の分岐点とされる50を超える状態が続
いていることは支援材料。ただし上海総合指数は下落。今夜のニューヨークプラチナ市
場で大口投機家がどう判断するかに注目。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の947.20ドルから、買い戻されて
堅調となった。午後は942ドルで買い拾われ、946ドル台に戻している。
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