[本日の見通し]石油=軟調、API統計は需要の弱含みを示唆

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2024年9月限は軟調。ただ、夜間取引の段階で売りは一
巡している。
 米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比490万
6000バレル増となった。製品在庫が減少していることからすれば、製油所への原油
投入量の拡大が停滞している可能性が高い。米国ではガソリン小売価格が上昇を続けて
おり、ガソリン需要が鈍っていることが製油所稼働率の上昇を妨げている可能性があ
る。米エネルギー情報局(EIA)の週報でガソリン需要の伸び悩みが続いているなら
ば、相場の重しとなるだろう。
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比0.65ドル安の81.28ドルで推
移。本日これまでのレンジは81.22〜81.51ドルで推移。
 原油9月限の予想レンジは7万9800円から8万0800円、ガソリン先限は8万
2500円から8万3500円、灯油先限は8万2500円から8万3500円。
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