【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安を受け て売り優勢で始まった。その後は、円安が下支えになった。パラジウムの商いは成立し なかった。 午前11時1分現在の前営業日比は、プラチナが46〜23円安、プラチナミニが 42.0〜37.0円安、プラチナスポットが9円安、パラジウムが出来ず。 午前11時1分現在の出来高は、プラチナが8300枚、プラチナミニが481枚、 プラチナスポットが3943枚、パラジウムが0枚。 【プラチナはドル高や金軟調が圧迫】 プラチナはドル高や金軟調が圧迫要因になった。米雇用コスト指数の伸び加速を受け て米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測がさらに後退した。今夜の米連邦公開市場 委員会(FOMC)では金利据え置きが見込まれている。 4月の中国の購買担当者景気指数(PMI)は製造業、非製造業ともに拡大ペースが 鈍化した。製造業は50.4と前月の50.8から低下。サービス業と建設業を含む非 製造業も51.2と前月の53.0から低下した。ただ財新製造業PMIは51.4と 前月の51.1から上昇し、2023年2月以来の高水準を付けた。新規輸出受注が好 調だった。ただ雇用に対する懸念が示され、先行き懸念が残っている。中国市場は1〜 3日、労働節で休場となる。 プラチナ先限は夜間取引で4706円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因にな った。円相場は1ドル=157円台後半の円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の935.60ドルから、もみ合い となった。 午前11時現在、プラチナは935.42ドル、パラジウムが944.38ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが945.33ドル、パラジウムが965.35 ドル。 MINKABU PRESS
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