●レビュー穀物、ブラジル洪水被害で急伸=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 2日のシカゴトウモロコシ先物相場は前日比9.00セント高の459.75セン
ト、小麦先物相場は同5.00セント高の604.25セント、大豆先物相場は同
28.75セント高の1199.00セントとなった。米穀倉地帯とブラジル南部の豪
雨を受けて、天候リスクのプレミアム加算が優勢になった。米国では作付けの遅れ、ブ
ラジルでは収穫作業を巡る混乱が警戒されている。週間輸出成約高は、トウモロコシと
大豆ともに市場予想の範囲内だった。
 3日のシカゴトウモロコシ先物相場は前日比0.50セント高の460.25セン
ト、小麦先物相場は同18.25セント高の622.50セント、大豆先物相場は同
16.00セント高の1215.00セントとなった。ブラジルで大規模な洪水被害が
報告される中、供給不安の織り込みが優勢になった。被害状況が把握できていないが、
小さくない規模で生産量や収穫環境に影響が生じたとみられている。為替がドル安に振
れたこともポジティブ。
 6日のシカゴトウモロコシ先物相場は前日比8.75セント高の469.00セン
ト、小麦先物相場は同26.25セント高の648.75セント、大豆先物相場は同
33.75セント高の1248.75セントとなった。引き続きブラジルの洪水被害発
生の影響が警戒されている。収穫作業の遅れに留まらず、生産障害、更には輸送障害も
発生することが確実視されている。また、米穀倉地帯で豪雨が観測されていることもポ
ジティブ。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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