［本日の見通し］石油＝下げ幅を縮小、イスラエルはラファ侵攻を開始か

　日中取引開始後、原油の２０２４年９月限は下げ幅を縮小。一時７万７３８０円まで
戻した。
　停戦案を拒否したイスラエルは、パレスチナ自治区ガザ南部のラファで地上侵攻を開
始したようだ。本格的にハマスの掃討を開始するのか、停戦合意を見据えてハマスに圧
力を加えているのか不明だが、イスラエルのネタニヤフ首相が停戦に前向きであるよう
には見えない。イスラエル軍はエジプトとガザ地区をつなぐラファ検問所付近への空爆
を強化しており、パレスチナ人の死者数の拡大は止まりそうにない。停戦合意が成立す
るかどうか今週も報道を追う必要がありそうだ。
　時間外取引でニューヨーク原油６月限は前日比０．４７ドル高の７８．９５ドルで推
移。本日これまでのレンジは７８．７１〜７８．９７ドルで推移。
　原油９月限の予想レンジは７万６７００円から７万７７００円、ガソリン先限は８万
２５００円から８万３５００円、灯油先限は８万１０００円から８万２０００円。
MINKABU PRESS

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