●論点解説穀物、ブラジル洪水被害発生=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 ブラジル南部では4月末にかけて豪雨が観測されていたが、5月に入ってからは洪水被
害に発展している。穀物供給に対する影響はまだ調査が十分に進んでいないが、大豆は
100万〜200万トン規模で喪失された可能性がある。収穫作業の遅れに留まらず、
生産高の下振れ、輸出障害などリスクは広がりを見せている。今週は豪雨が一服する見
通しだが、暫くは降水量の増加に敏感な地合が続くことになる。大規模な生産喪失が決
定的になる、新たな洪水被害発生、中国などが米国産の調達に切り替えるといった動き
がみられると、更に大きく上昇するリスクを抱えている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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