[本日の見通し]石油=弱気のテクニカル再認識で戻り売りが待ち受けか

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 日中取引開始後、原油の2024年9月限は日中取引の寄り付き直後に7万6850
円まで急落。薄商いのなか、手じまい売りで反落した動きだったが、7万7000円台
に戻した。7万7130円で戻りを抑えられている。8日のニューヨーク原油時間外取
引が小安く推移していることが警戒された動きだが、新規材料不足で閑散商い。
 この後は、期中9月限から期中10月限への限月移行が進む可能性がある。910月
限とも日中取引で軟化し、押し目形成となっているが、ここまでは積極的な押し目買い
の動きは感じられない。いったん崩れて、弱気のテクニカル要因が再認識され、戻りは
鈍く推移か。プラスサイドに再浮上の可能性はあるが、小口の戻り売りが待ち受けると
予想。
 時間外取引でニューヨーク原油6月限は前日比0.14ドル安の78.24ドルで推
移。本日これまでのレンジは78.22〜78.40ドルで推移。
 原油9月限の予想レンジは7万6700円から7万7300円、ガソリン先限は8万
2500円から8万3500円、灯油先限は8万1000円から8万2000円。
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