金・銀午前=金が小幅続落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金は小幅続落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円安を
背景に押し目を買われたが、ドル建て現物相場の軟調に上値を抑えられた。銀の商いは
成立しなかった。
 午前11時3分現在の前営業日比は、金標準が21〜1円安、金ミニが40.0〜
2.0円安、ゴールドスポットが12円高、銀が出来ず。
 午前11時3分現在の出来高は、金が1万7911枚、金ミニが4248枚、ゴール
ドスポットが5126枚、銀が0枚。
【NY金は米金融当局者のタカ派の見方が圧迫】
 金は米金融当局者のタカ派の見方が圧迫要因になった。米ミネアポリス地区連銀のカ
シュカリ総裁は、おそらく年内は金利は据え置かれるとの見方を示した。堅調な住宅市
場が一部要因となりインフレ低下が停滞していることを踏まえると、米連邦準備理事会
(FRB)は金利を「長期」にわたり現行水準にとどめる必要があると述べた。
 イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザとエジプトの境界にあるラファ検問所地域を掌
握した。イスラム組織ハマスによると、支援物資を積んだトラックがエジプトからガザ
に入るのをイスラエル軍が阻止している。戦闘休止に向けた交渉の行方を確認したい。
 金先限は1万1547円で戻りを売られた。円安が支援要因になったが、ドル建て現
物相場の軟調が圧迫要因になった。円相場は1ドル=155円台前半の円安に振れた。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、米金融当局者のタカ派の見
方を受けて戻りを売られた。アジア市場では、朝方の2315.27ドルから、ドル高
を受けて軟調となった。
 午前11時現在、2308.61ドルで推移。銀は2710セントで推移。前営業日
の大引け時点は金が2320.21ドル、銀が2725セント。

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