石油午前=まちまち、155円台前半の円安から期中9・10月限が小幅高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は小幅まちまち。夜間取引は海外原油相場が下値切り上げを背景に反
発したが、日中取引は寄り付きから下げに転じた。見送りムードが強く、出来高が3ケ
タの閑散商いのなか、弱気のテクニカルから小口の売りであっさりと夜間取引の上げ幅
を削った。ただ期中10月限はプラスサイドに再浮上し、9月限も追随した。円相場が
1ドル=154円後半から155円台に下落していることが買い材料。ただ出来高は低
迷したままで過剰反応はせず。時間外取引でニューヨーク原油は小幅安で推移。
 日中取引開始後、原油の期中2024年9月限は下落。日中取引の序盤早々に7万
6850円まで下落。7万7200円台に戻し、小じっかり。
 午前11時35分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が
210円安〜90円高。
 午前11時35分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が839枚。
【米ガソリン在庫にも注意が必要】
 中東リスクが残っているが、ニューヨーク原油時間外取引は売り優勢で推移。7日の
引け後に米石油協会(API)が発表した米原油在庫は前週比50万9000バレル
増。API米原油在庫の市場予想は前週比120万バレル減。事前予想の減少に反し、
増加となった。
 今夜は影響力がある米エネルギー省(EIA)から在庫統計の発表がある。EIA発
表の週間在庫は前週、4億6000万バレル台に乗せた。昨年6月以来の4億6000
万バレル台となり、年初から増加傾向を辿っている。夏場の需要期を前にしたガソリン
在庫にも注意が必要な場面。
【海外原油夜間取引=小幅安】
 ニューヨーク時間外取引で6月限は前日比0.33ドル安の78.05ドルで推移。
本日これまでのレンジは78.03〜78.40ドル。
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