−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2024/ 6 2,340.3 +18.0 シカゴ大豆 2024/ 7 1,208.50 -19.25 NY銀 2024/ 7 2,836.5 +76.4 シカゴコーン 2024/ 7 456.50 -2.00 NYプラ 2024/ 7 990.8 + 6.2 NY原油 2024/ 6 79.26 +0.27 NYパラ 2024/ 6 971.30 +15.00 ドル・円 155.44 -0.21 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は155.40円台で推移 NY為替市場、ドル円はNY時間に入って戻り売りが優勢となり、155円台半ばで 伸び悩んだ。ロンドン時間は156円を試す展開も見られていた。この日発表の米新規 失業保険申請件数が予想以上に悪化し、先週の弱い米雇用統計を追認する内容となった ことでドル売りの反応が見られた。 ドル円は買い戻しの流れは継続。先週のFOMCや米雇用統計を受けて年内利下げ期 待が復活しているが、FOMC明けのFRB委員の発言が比較的タカ派な内容が多く、 見直しの動きが出ている。また、来週のインフレ指標のリスクを意識している可能性も ありそうだ。4月の米消費者物価指数(CPI)の現段階での予想は前月比0.4%上 昇と、前月と同水準の上昇が見込まれている。予想通りであれば、インフレ懸念を後退 させることは無さそうだ。 ドル円については、介入観測に伴う先週の160円台前半から151円台後半への急 落の半値戻しが156円ちょうど付近にあるが、その水準を試しそうな気配も出てい る。ただし、再度160円を積極的に目指そうという雰囲気まではまだなく、来週の米 インフレ指標次第といったところのようだ。 ◎NY貴金属=反発、米新規失業保険申請件数の増加で ニューヨーク金は反発、銀は続伸。 金6月限は反発。時間外取引では、中東情勢の先行き懸念などを受けて押し目を買わ れたが、買い一巡後は上げ一服となった。日中取引では、米新規失業保険申請件数の増 加やドル安を受けて買い優勢となった。 銀7月限はドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。 プラチナ7月限は反発。時間外取引では、金堅調につれ高となった。欧州時間に入る と、買い戻し一巡後に上げ一服となった。日中取引では、戻りを売られる場面も見られ たが、ドル安や金堅調を受けて押し目を買われた。 パラジウム6月限はドル安や他の貴金属の堅調を受けて買い優勢となった。 ◎LME=反発、米雇用情勢の悪化によるドル安や米株高などで アルミ3カ月物は小反発。前日の軟調地合いが尾を引き2547.50ドルと小安く 取引を開始。アジアの時間帯にプラスサイドに浮上しながらもアジア株の頭重い足取り から伸び悩んだ。欧州の時間帯には上値を抑制され、一時は2532ドルの安値まで軟 化したが、米新規失業保険申請件数の悪化を受けて米雇用情勢は軟化との見方が広がっ たことや、米株高を映した買いが入り引けにかけて値位置を切り上げる足取りを展開。 引け間際に2571.50ドルの高値を記録し高値圏を維持したまま終了。 銅3カ月物は小反発。3ケタ安の前日の流れを受けて売りが先行し9880ドルで取 引を開始。売り修正から買い戻されて9950ドルまで浮上したところで転売が膨らん で崩れた。9837.50ドルの安値まで値を落とした後に買い戻されたが、9880 ドルを上値抵抗線として意識する足取りがしばらく続いていたが、終盤に米新規失業保 険申請件数の悪化によるドル安や米株高を受けて値位置を切り上げる足取りに転じ、辛 うじてプラスサイドで引けを迎えた。 ◎NY原油=小幅続伸、ラファにおける地上戦の拡大を警戒 ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。 イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ南部のラファ検問所を制圧するなかで、ラファ におけるイスラム組織ハマス掃討が始まる可能性が意識されている。パレスチナ人が集 まっているラファで地上戦が本格化すると死者数が膨れ上がる見通しで、米国は制止を 求めているが、イスラエルの判断は不透明。4月の中国貿易統計が中国経済の堅調さを 示唆したことや、米新規失業保険申請件数が増加し年内の米利下げ開始観測が高まった ことも支援要因。 改質ガソリンの期近は反発。ヒーティングオイルの期近は続伸。原油高が支えとなっ た。 ◎シカゴ大豆・コーン=共に期近は玉整理で続落、コーン期近の下げ幅は限定的 大豆は期近から大幅続落。 24/25年度は米国の大豆増産が見込まれているなか、引き続き10日発表の米農 務省(USDA)月例需給報告を前にした玉整理から崩れた。また、USDA発表の週 間純輸出成約高が依然として低迷していることも弱材料となった。 コーンは期近は続落。 米農務省(USDA)による月例需給報告の発表を翌日に控えて玉整理基調が強まる なか、大きく下落した大豆に追随安となった。ただ、5月上旬の米産地の作付ペースの 鈍化が確認されたうえ今週も雨が続いたことや低温による作付や発芽遅延が警戒される こと、またロシアの降霜被害が警戒されて小麦が堅調となったことに支えられて期近の 下げ幅は限られたほか、期中から期先はプラスサイドで終える限月も見られた。 MINKABU PRESS
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