プラチナ市況=プラチナは反発、NY高と円安で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/06          2025/04    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,721   -103    11,756   -95  : 2,318.18   -25.27
銀          153.0   -4.0     153.8  -4.5  : 2,995.00  -111.00
プラチナ     5,209    +55     5,231   +44  : 1,035.71   +10.11
パラジウム   4,700   -100     4,700  -100  :   906.03   -43.33
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    157.28   +0.36  ユーロ・ドル相場   1.0850  +0.0034
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高と円安
を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。午
後に入ると、ドル建て現物相場の軟調に上値を抑えられた。パラジウムの商いは成立し
なかった。帳入値で下落した。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが42〜59円高、プラチナスポットが46
円高、パラジウムが100円安。
 推定出来高は、プラチナが1万1766枚、プラチナミニが946枚、プラチナスポ
ットが5532枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは米金融当局者の発言に上値を抑えられる】
 プラチナ先限は夜間取引で5298円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因にな
った。円相場は1ドル=157円台前半の円安に振れた。
 4月の米個人消費支出(PCE)で今後のインフレ鈍化に対する見方が強まり、ドル
安に振れた。PCE)デフレータは前年比2.7%上昇し、伸びは3月から横ばいと予
想通りとなった。ただPCEは前月比0.2%増と3月の0.7%増から鈍化した。消
費者支出の減少でインフレが抑制される可能性が出た。一方、ミネアポリス地区連銀の
カシュカリ総裁は「政策金利は当面の間、現状の水準で維持されるべき」と述べた。ド
ル安が一服し、プラチナの上値を抑える要因になった。


【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の1039.48ドルから、ドル安を受
けて堅調となり、1048ドル台まで上昇した。午後に入ると、ドル安一服を受けて軟
調となり、1033ドル台まで下落した。
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