プラチナ市況=プラチナは反発、現物相場1000ドル台で堅調に推移

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/06          2025/04    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,860   +161    11,888  +173  : 2,366.51   +33.15
銀          151.0   +4.0     151.0  +1.7  : 3,043.00   +83.00
プラチナ     5,005   + 61     5,019  + 58  : 1,000.45   +11.45
パラジウム   4,600      0     4,600     0   :   939.38   +15.37
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    155.94   +0.18  ユーロ・ドル相場   1.0882  +0.0008
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市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高を受け
て買い優勢で始まった。その後は、円安一服に上値を抑えられたが、ドル建て現物相場
の押し目を買われたことが下支えになり、先限は70円超の上昇で推移。午後になり、
上げ幅を縮小したが、1000ドル台で推移から50円超の上げ幅を維持し堅調に推移
した。
 パラジウムの商いは成立しなかった。

 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが53〜70円高、プラチナスポットが59
円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万0155枚、プラチナミニが782枚、プラチナスポ
ットが1930枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限が堅調に推移も自律反発の域を出ず】
 プラチナ先限は正午前に5038円まで上昇した。午後になってからも堅調に推移し
た。ただ金が前日の下げ幅を1日で取り戻したのに対し、プラチナは半分以下の戻りに
とどまり、自律反発の域を出なかった。
 ドル建て現物相場が1000ドル台を回復後、ジリ高となり、早期に1000ドル台
を回復したことは買い安心感があるが、今夜、欧州中央銀行(ECB)で金融緩和が示
されば、ユーロドルの下落となれば、貴金属市況の圧迫要因となる。今夜は米国の週間
失業保険申請件数の発表もあり、1000ドル台を維持できるかが注目される。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の999.24ドルから、戻りを売られ
たが、ドル安を受けて押し目を買われ、正午前に1004ドル台まで上昇。午後にな
り、999.70ドルまで押し目を形成したが、早々に買われ、1004ドル台に再浮
上。
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