NYプラチナ市況=プラチナが続伸、パラジウムは小反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 7)  1003.7     1016.0       997.2      1011.6    + 11.3
         (24/10)  1016.8     1029.2      1010.7      1024.9    + 11.5
 パラジウム  (24/ 9)   940.50     952.50      932.00      937.60   -  1.60
         (24/12)   952.00     958.00      947.00      946.40   -  1.50
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          24,445         32,666        95,431       (-    836)
 パラジウム          2,488          2,985        24,910       (-      1)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          38,886.17  +  78.84
     前日  156.13/15   1.0868/70   ・ナスダック         17,173.12  -  14.78
     本日  155.65/67   1.0889/91   ・10年米国債利回り      4.28  -   0.01
・NY原油  (24/ 7)   75.55 + 1.48  ・SPDR保有金残高    833.65  +   1.44
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続伸、パラジウムは小反落。前日比は、プ
ラチナが10.8〜12.3ドル高、中心限月の7月限が11.3ドル高、パラジウム
が2.50〜0.70ドル安、中心限月の9月限は1.60ドル安。
 プラチナ7月限は続伸。時間外取引では、ドル安を受けて買い優勢となったが、金の
上げ一服に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、押し目を買われた。日中取引で
は、米国債の利回り低下や金堅調を受けて買い優勢となった。
 パラジウム9月限は時間外取引で買いが一巡すると、上値重く推移した。
 プラチナ7月限は時間外取引を999.0〜1010.2ドルのレンジで推移し、前
日比6.3ドル高の1006.6ドルとなった。7月限は高寄りしたのち、ドル安を受
けて買い優勢となったが、金の上げ一服に上値を抑えられた。欧州時間に入ると、押し
目を買われた。
 日中取引では、利食い売りなどが出て997.2ドルまで下落した。その後は、米国
債の利回り低下や金堅調を受けて押し目を買われた。時間外取引の高値を突破すると、
買い戻されて1016.0ドルまで上昇した。
 米国債の利回り低下や金堅調が支援要因になった。米新規失業保険申請件数は前週比
8000件増の22万9000件となった。市場予想の22万件を上回った。また第1
四半期の米非農業部門の労働生産性(改定値)は前期比0.2%上昇し、速報値の
0.3%上昇から小幅に下方改定された。
 パラジウム9月限は、時間外取引を935.00〜952.50ドルのレンジで推移
し、前日比3.30ドル高の942.50ドルとなった。9月限は高寄りしたのち、ド
ル安を受けて買い優勢となった。買い一巡後は他の貴金属の上げ一服に上値を抑えられ
た。
 日中取引は、932.00ドルまで下落したのち、他の貴金属の堅調を受けて押し目
を買われ、950.00ドルまで戻した。その後は、買いが続かず、上げ一服となっ
た。
 5日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの19万7421オ
ンス、パラジウムは同変わらずの5万1464オンス。
今日の材料
・4月のユーロ圏小売売上高は、季節調整済みで前月比0.5%減となった。EU全体
では0.6%減。
・欧州中央銀行(ECB)は、主要政策金利の0.25%ポイント引き下げを決定し
た。利下げは2019年9月以来、4年9カ月ぶり。中銀預金金利を過去最高の4.0
%から3.75%に引き下げた。
・4月の米貿易収支の赤字額は前月比8.7%増の746億ドルになった。輸入が急増
する一方、輸出は小幅増にとどまった。市場予想は761億ドルだった。
・米新規失業保険申請件数は前週比8000件増の22万9000件となった。市場予
想は22万件だった。前週から増加に転じたが、引き続き労働市場は底堅く、経済の下
支えとなる見通し。
・第1四半期の米非農業部門の労働生産性(改定値)は年率換算で前期比0.2%上昇
した。速報値の0.3%上昇から小幅に下方改定された。市場予想の0.1%上昇は上
回った。
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