[今夜の視点]シカゴ大豆=今夜は需給報告を控えて玉整理優勢となる可能性

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引は弱含み。朝方は戻していたものの、直近はやや軟化してい
る。7月限は1190セント台に乗せる場面もあったが、直近は1185セント台まで
軟化している。
 引け後に発表された生育進度は、作付けが87%(前週78%、前年95%、平年
84%)、発芽が70%(前週55%、前年83%、平年66%)と、引き続き平年を
上回るペースで進展していた。また今回から発表が開始された作柄も「良」以上の割合
が72%(前年59%)、「劣」以下の割合が4%(前年9%)と良好な数値だった。
 これで目先は12日の月例需給報告が最大の焦点となる。今夜は玉整理主体の展開と
なる可能性も考えておきたい。

 前日のシカゴは期近から反発。このところ日足が陽線陰線を交互に繰り返している
が、7日の急落幅を取り戻すほどの反発幅にはならなかった。週間輸出検証高が23万
トン台とひきつづき低調だった。大豆粕がきじかから急伸したことで期近の支援材料と
なった。

 7月限は1190.75セントまて上昇した後、引けは1188.25セントと、
1190セント台を維持できなかった。

<今夜の予定>
◆ イギリス ◆
【経済】 15:00 雇用統計 2024年5月(国立統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】 連邦公開市場委員会(FRB)
【工業】 6/12 05:30 週間石油統計(API)

MINKABU PRESS

*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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