NYプラチナ市況=プラチナが反落、パラジウムは続落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 7)   978.9      978.9       954.0       958.9    - 17.8
         (24/10)   990.1      990.1       967.3       972.4    - 18.0
 パラジウム  (24/ 9)   914.50     914.50      887.00      890.40   - 20.10
         (24/12)   922.50     922.50      899.50      899.90   - 20.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          33,152         28,263        92,025       (-  2,404)
 パラジウム          4,067          4,500        25,893       (+    541)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          38,747.42  - 120.62
     前日  157.02/04   1.0765/67   ・ナスダック         17,343.55  + 151.02
     本日  157.11/13   1.0740/42   ・10年米国債利回り      4.40  -   0.06
・NY原油  (24/ 7)   77.90 + 0.16  ・SPDR保有金残高    835.67      0.00
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続落。前日比は、プラ
チナが18.9〜16.9ドル安、中心限月の7月限が17.8ドル安、パラジウムが
20.70〜19.50ドル安、中心限月の9月限は20.10ドル安。
 プラチナ7月限は反落。時間外取引では、金軟調を受けて売り優勢となった。欧州時
間に入ると、ドル高を受けて下げ幅を拡大した。日中取引では、買い戻される場面も見
られたが、ドル高を受けて売り優勢となった。
 パラジウム9月限はドル高を受けて売り優勢となった。
 プラチナ7月限は時間外取引を958.3〜978.9ドルのレンジで推移し、前日
比14.4ドル安の962.3ドルとなった。7月限は高寄りしたのち、金軟調を受け
て売り優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて下げ幅を拡大した。
 日中取引では、買い戻されて967.6ドルまで戻した。その後は、ドル高を受けて
戻りを売られた。時間外取引の安値を割り込むと、954.0ドルまで下落した。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)などのイベントを控えて手じまい売りが出たこと
が圧迫要因になった。インフレ高止まりや労働市場の堅調を受けて今回の米FOMCで
は明確な方針を示すのは難しいとみられている。
 パラジウム9月限は、時間外取引を889.00〜914.50ドルのレンジで推移
し、前日比10.00ドル安の900.50ドルとなった。9月限は高寄りしたのち、
他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて下げ
幅を拡大した。
 日中取引は、903.00ドルで戻りを売られた。時間外取引の安値を割り込み、
887.00ドルまで下落した。
 10日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比2493オンス増の19万
9913オンス、パラジウムは同99オンス減の5万1365オンス。
今日の材料
・パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスの幹部は、国連安全保障理事会(安保
理)の停戦決議を受け入れ、詳細について交渉する用意があると表明した。
・米政権は、人工知能(AI)向け半導体技術への中国によるアクセスをさらに制限す
ることを検討している。
・欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事兼主任エコノミストは、インフレ圧力が根
強いことを踏まえ、ECBは経済成長の抑制を継続し、不確実性が後退するまで追加利
下げを待つべきとの考えを示した。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのマクルーフ・アイルランド中銀総裁は、E
CBが年後半に1回程度の利下げを実施し、今後18カ月間では3〜4回の利下げを実
施するとの市場の予想に「違和感はない」と述べた。
・世界銀行は、最新の世界経済見通しで、2024年の世界経済成長伸び見通しを
2.6%とし、1月時点の予測から0.2%ポイント上方修正した。好調な米国が主導
し、3年連続での成長率縮小を回避する見通し。
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