プラチナ市況=プラチナは期中先が反発、終盤に現物相場の上昇で反転

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/06          2025/04    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,680   + 45    11,731  + 71  : 2,314.78   +14.13
銀          149.0    0.0     147.5   0.0  : 2,941.00   +24.00
プラチナ     4,847   - 48     4,867  +  8  :   959.40   - 1.22
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   895.27   - 0.96
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    157.24   -0.01  ユーロ・ドル相場   1.0744  -0.0024
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが期中先が反発。プラチナはニューヨーク
安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の軟調が圧迫要因になっ
たが、押し目は買われ、先限は正午前に先限は3円安で推移。午後は戻りは鈍いながら
1ケタ安で推移。終盤から引けにかけ、先限からプラスサイドに浮上し、小高く引け
た。6月当限が軟調に推移したが、他限月への影響は限定的だった。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが48円安〜8円高、プラチナスポットが
11円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが8092枚、プラチナミニが698枚、プラチナスポット
が3586枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は買い戻し主導による反転か】
 プラチナ先限は夜間取引で4818円まで下落し、先月9日以来の安値をつけた。夜
間取引から下値を切り上げ、午後になり、前日の終値4859円まで戻した。いった小
幅安になったが、終盤になり、4867円までジリ高となり、そのまま引けた。ドル建
て現物相場の上昇に加え、金、原油が堅調に推移したことによる買い戻し主導の反転
か。
 今夜、5月の米消費者物価指数(CPI)、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結
果発表待ちで出来高は伸び悩んだ。FOMCが昨日から開催され、昨日のニューヨーク
為替市場ではタカ派の内容になるとの見方が優勢となり、ドルは堅調に推移した。ニュ
ーヨークプラチナは今年の米利下げはあっても1回を織り込み、軟調に推移。ドル建て
現物相場は75日移動平均線(956.4ドル)割れを試したが、950ドル割れはな
かった。5月の米CPIが強気の数字、FOMCがタカ派の内容となった場合、950
ドル割れが予想されるが、あく抜け感、値ごろ感からの買いが喚起されるかに注目。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の957.40ドルから、金軟調に
つれ安となったが、押し目は買われた。午後3時を過ぎてから一時960ドル台に乗せ
る場面があった。
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