NY株式14日(NY時間11:40) ダウ平均 23791.57(+400.80 +1.71%) ナスダック 8430.01(+237.58 +2.90%) CME日経平均先物 19580(大証終比:-30 -0.15%) きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反発。NY州のクオモ知事やトランプ大統領の発言で、ウイルス感染への懸念が緩んでおり、市場のリスク許容度が改善しているようだ。 NY州のウイルス感染の死者は1万人を超えているが、感染拡大は横ばい状態になったとの見方も出ており、同州を含む東部6州の知事は封鎖解除の検討を始めている。クオモ知事は会見で、「最悪を脱した。我々が賢明であり続ければ、平常へと続く道に踏み出せる」と述べていた。また、トランプ大統領も、感染者の増加ペースが緩やかになりつつあるとし、米国内での経済活動再開に向けた指針を近く策定することを明らかにした。 取引開始前にJPモルガンやジョンソン&ジョンソンが決算を発表していたが、1-3月期の決算シーズンが始まった。今回の決算を市場がどの程度参照するかは、かなり未知数でありかつ、ウイルスによる前例のない不確実性を考慮すると、各企業が4-6月期や通期見通しを提示できるかどうかも未知数。既に1-3月期の暫定決算を公表しているS&P500企業のうち88社が通期のガイダンスを取り下げている。 市場のS&P500企業に対する利益見通しは、1月時点の6.3%の増益予想から10%程度の減益見通しに下方修正されている。一部からは、決算を確認すると、最悪のシナリオは取り除かれ、警戒していたほど悲観的な内容はなく、3週間前に我々が想定していた以上に早く経済活動を再開できると認識できるとの楽観的な見解も聞かれる。 IT・ハイテク株中心に買いが優勢となり、ダウ平均は一時600ドル超上昇する場面も見られた。一方、上昇して始まった銀行株が下げに転じており、ダウ平均は伸び悩む動きも見られている。決算を発表したJPモルガンも下げに転じている。 アルファベット(C) 1254.13(+36.57 +3.00%) フェイスブック 176.97(+2.18 +1.25%) ネットフリックス 408.65(+11.93 +3.01%) テスラ 724.43(+73.48 +11.29%) アマゾン 2252.50(+83.63 +3.86%) エヌビディア 282.73(+12.88 +4.77%) ツイッター 27.92(+0.71 +2.61%) ダウ採用銘柄 J&J 145.73(+5.96 +4.26%) P&G 119.23(+3.28 +2.83%) ダウ・インク 35.71(+0.48 +1.36%) ボーイング 144.90(-2.43 -1.65%) キャタピラー 115.06(+0.92 +0.81%) レイセオン 63.13(+1.30 +2.10%) ビザ 173.58(+4.59 +2.72%) ナイキ 85.79(+1.33 +1.57%) ウォルグリーン 45.00(+0.88 +1.99%) 3M 148.23(+1.83 +1.25%) エクソンモビル 42.86(+0.10 +0.23%) シェブロン 85.90(+0.99 +1.17%) コカコーラ 47.94(+1.01 +2.15%) ディズニー 104.82(+1.32 +1.28%) マクドナルド 183.48(+3.36 +1.87%) ウォルマート 129.10(+3.80 +3.03%) ホームデポ 206.89(+8.10 +4.07%) JPモルガン 95.18(-3.01 -3.07%) トラベラーズ 106.90(+0.48 +0.45%) ゴールドマン 175.24(-3.95 -2.20%) アメックス 86.09(-4.24 -4.69%) ユナイテッドヘルス 270.85(+7.34 +2.79%) IBM 123.36(+2.21 +1.82%) アップル 284.48(+11.23 +4.11%) ベライゾン 57.44(+0.77 +1.36%) マイクロソフト 170.99(+5.48 +3.31%) インテル 60.07(+1.37 +2.33%) ファイザー 36.10(+0.96 +2.72%) メルク 81.59(+1.05 +1.30%) シスコシステムズ 42.27(+1.05 +2.55%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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