きょうのポンドドルは先週末の下げを一服させており、1.26ドル台後半に戻している。先週はフランスの政局不安を材料にしたユーロ安にポンドも連れ安となり、ポンドドルは1.26ドル台半ばまで下落していた。21日線をブレイクした格好となっており、早急に戻させるか注目される。 その意味でも今週のポンド関連のイベントは重要になる。19日に英消費者物価指数(CPI)などのインフレ指標が公表されるほか、20日には金融政策委員会(MPC)が予定されている。 MPCについては、今回は据え置きが有力視されているが、委員の投票は7対2での据え置きになるとの見方が出ている。2名の委員が利下げに投票すると予想しているという。失業率が4.4%に上昇し、英CPIは19日に目標の2%達成が予想されるなど、最近のデータは利下げ開始を支持している。しかし一方で、今後の賃金データとサービスインフレに対する懸念も根強い状態。 英中銀は8月に利下げを実施する可能性が高いと予想しているが、短期金融市場では現在、その確率を50%未満で織り込んでいるとも述べていた。 GBP/USD 1.2694 GBP/JPY 200.30 EUR/GBP 0.8448 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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