プラチナ市況=プラチナは反発、期中から期先が120円超の上げ幅を維持

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/06          2025/04    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,763    +67    11,800   +60  : 2,320.16    +1.70
銀          149.0    0.0     147.5   0.0  : 2,936.00   +27.00
プラチナ     4,910    +61     4,955  +129  :   970.10   +18.05
パラジウム   4,600      0     4,600     0  :   889.99   + 1.67
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    157.85   +0.59  ユーロ・ドル相場   1.0724  +0.0030
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク高と円安
を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇を受け堅調に推移
し、先限は正午前に140円超の上昇で推移。午後に入り、幾分、上げ幅を縮小も期中
から期先が120円超の上げ幅を維持して引けた。
た。パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが61〜129円高、プラチナスポットが
49円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万2241枚、プラチナミニが1221枚、プラチナス
ポットが6036枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは5000円超えなら強気相場に転換期待】
 プラチナ先限は日中取引に入り、一段高となり、今月10日以来の高値となる
4978円まで上昇。高値を離れたが、長大陽線引けとなった。14日間の相対力指数
(RSI)は48台に上昇し、弱気と強気相場の分岐点に接近した。今夜から明日の取
引で5000円を超えると、テクニカル、心理面からも強気相場に傾いてくる期待は持
てる。
 今夜は5月の米小売売上高の発表がある。発表後、金、銀の動きに追随するとみられ
る。現物相場が980ドル台に乗せると、ニューヨークプラチナは買い戻しが進みやす
くなると予想。6月後半にかかっているため、期近7月限から10月限への限月移行が
進むとみられる。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は堅調。朝方の970.80ドルから、買い戻しなど
が入って堅調となり、午前10時過ぎに978ドル台まで上昇。午前中、972.90
ドルで階拾われ、正午過ぎに977ドル台に再上昇。午後3時過ぎに970ドル近くま
で反落する場面があったが、午後4時前は973ドル台で推移。
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