【場況】 金は反落。金はドル建て現物相場の上昇を受けて小幅高で始まった。その後は、円高 を受けてマイナスサイドに転じたが、ドル建て現物相場の堅調が下支えになった。銀の 商いは成立しなかった。 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が20〜7円安、金ミニが34.0〜 7.0円安、ゴールドスポットが87円高、銀が出来ず。 午前11時2分現在の出来高は、金が1万1717枚、金ミニが2988枚、ゴール ドスポットが2825枚、銀が0枚。 【金は米国休場で小動き】 金は次の材料待ちで小動きとなった。欧州中央銀行(ECB)が公表した6月5〜6 日の理事会の議事要旨で、政策当局者はインフレは継続的に低下していくとおおむね確 信していたものの、一連のネガティブなサプライズを踏まえ、利下げに不安を感じた当 局者もいたことが分かった。一方、英国で4日に投開票された総選挙(下院、定数 650)は、出口調査によると、野党労働党が過半数を大きく上回る議席を獲得し、ス ターマー党首が次期首相に就任する見通しとなった。 バイデン米大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談を行い、イスラム組織 ハマスとイスラエルとの間の停戦のほか、ハマスが拘束している人質の解放に向けた最 終合意への取り組みについて協議した。 金先限は1万2224円まで下落した。円高が圧迫要因になった。円相場は1ドル= 160円台後半まで円高に振れた。 【ドル建て現物相場】 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、米国の休場を受けて小動き となった。アジア市場は、朝方の2356.85ドルから、ドル安を受けて堅調となっ た。 午前11時現在、2358.43ドルで推移。銀は3048セントで推移。前営業日 の大引け時点は金が2355.36ドル、銀が3026セント。 MINKABU PRESS
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