【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨーク安を受け て売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調や円安が下支えになった。 パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが60〜40円安、プラチナミニが 85.5〜45.5円安、プラチナスポットが36円高、パラジウムが全限月が出来 ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが9844枚、プラチナミニが471枚、 プラチナスポットが1472枚、パラジウムが0枚。 【プラチナは原油安や金急落が圧迫】 プラチナは原油安や金急落が圧迫要因になった。イスラエルとハマスの停戦協議を控 えて原油安に振れた。また上海プラチナの出来高減少で中国勢が高値での買いを見送っ ていることやニューヨークのプラチナETF(上場投信)から投資資金が流出している ことも上値を抑える要因である。 中国乗用車協会(CPCA)によると、6月の中国の乗用車販売台数は前年比6.9 %減の178万台となった。4月の5.8%減、5月の2.2%減に続き、3カ月連続 で減少した。消費者需要の低迷を受けて在庫増加に対する懸念が高まっている。 プラチナ先限は夜間取引で5172円まで下落した。ニューヨーク安が圧迫要因にな った。円相場は1ドル=161円前後の円安に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の1005.12ドルから、押し目 を買われたが、1007ドル台で上げ一服となった。 午前11時現在、プラチナは1005.20ドル、パラジウムが1012.70ドル で推移。前営業日の大引け時点はプラチナが1018.05ドル、パラジウムが 1004.66ドル。 MINKABU PRESS
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