プラチナ午前=プラチナは反発、堅調な現物相場や金の高値更新の動きが支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニューヨーク市場は小
幅高にとどまり、夜間取引は概ね期先高、期近安と限月間で方向感を欠いて引けた。日
中取引は期先がドル建て現物相場が1000ドル台前半で堅調推移に支援され、期近も
地合いを引き締めた。金先限が新高値更新の動きにも支援され、上げ幅を拡大した。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 午前11時20分現在の前営業日比は、プラチナが33〜53円高、プラチナミニが
1.0〜49.5円高、プラチナスポットが178円高、パラジウムが出来ず。
 午前11時20分現在の出来高は、プラチナが1万0706枚、プラチナミニが
753枚、プラチナスポットが2225枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは金の上伸が追い風も先限が前日の高値を取りに行く動きにならず】
 プラチナは金の上伸が買い方にとって追い風となり、堅調。先限は5154円まで上
げ幅を拡大した。ただ、前日の高値5174円を取りに行く動きにはなっておらず、ま
だ買い戻し主導の踏み上げ相場にはなっていない。
 15日に発表された第2四半期の中国の国内総生産(GDP)が前年同期比4.7%
増にとどまり、市場予想の5.1%増を下回ったことで中国の景気不安が再燃。不動産
不況から抜け出せていないなか、6月の小売り売上げ高が低迷し、中国国内の消費の低
迷が裏付けられた。中国株の代表的株価指数の上海総合指数は今日も売り優勢で推移。
米国株の上伸にも反応薄。中国の景気不安が再燃するなか、プラチナはドル建て現物相
場が1000ドル台で定着できるかに注目。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、上昇。ニューヨーク市場の引け後から買い優勢とな
り、1000ドル台を回復。日本時間の午前8時前に1005ドル台まで上昇。いった
上げ幅を削る動きとなったが、1000ドル割れはすかさず買い拾われ、1002〜
1006ドル台のレンジ取引で堅調に推移。
 午前11時15分現在、プラチナは1004.38ドル、パラジウムが971.10
ドルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが994.12ドル、パラジウムが
950.76ドル。
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