LME市況=アルミ・銅は金・原油市場の軟調を受けて下落、ニッケルは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物            3カ月物
    アルミ        2,190.18  -    43.81     2,250.50  -    38.50
    アルミ合金      2,533.00  -     3.00     2,380.00        0.00
     銅         8,893.67  -   101.78     9,026.00  -    85.00
    ニッケル      15,564.79  +    25.24    15,837.00  +    43.00
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 アルミ3カ月物は反落。2287ドルで小安く取引を開始した後に2299ドルまで
浮上したものの、銅の軟化に追随して下落。暫く2280ドル前後でもちあったが、欧
州の時間帯を迎えると欧州株の頭重い足取りを受けて下値指向を強めて下値を探る足取
りを展開。金、原油の下落も弱材料視されるなか引けにかけて値位置を切り下げ終盤に
2239.5ドルの安値を付け、安値圏で取引を終えた。
 銅3カ月物は続落。前週末の軟調な足取りの後で修正のための買い戻しが先行し、
9128.50ドルで買い優勢で開始した後、9163ドルまで上昇した。その後は、
アジア株、欧州株がそれぞれ堅調に推移したにもかかわらず、下値を探る足取りに転じ
米国の時間帯を迎える頃には8984ドルの安値に到達。その後は金、原油の下落に加
え、欧米株式市場の頭重い足取りが重石となり9040ドルを上値抵抗とした安もみを
展開。終盤も低迷したまま引けを迎えた。

 ニッケル3カ月物は続伸。1万5850ドルで小高く取引を開始。アジア時間に軟化
して1万5710ドルの安値を付けたが、欧州の時間帯には1万5800ドル台後半に
値位置を戻したうえ、一時1万5960ドルまで浮上。この水準で売り直されながらも
1万5820ドルを下値支持線して底堅く推移し、堅調な足取りを維持したまま取引を
終えた。
今日の材料
・29日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は小幅続伸、0.95ポイント高の2891.84ポイント。
・欧州株はまちまち。英FTは英国や米国の早期利下げへの期待感を背景に、買い注文
 が優勢となった。独DAXは素材株などが売られて相場を押し下げた。
・米国株はまちまち。ニューヨークダウは49.41ドル安。ナスダック指数は12.32ポイ
 ント高(0.07%高)。
・ドルは上昇。ドル円は1ドル=154.20円まで上昇。高値を離れたが、153円台後半で
 しっかり。ユーロドルは今月8日以来の安値となる1ユーロ=1.0800ドルまで下落。
・ニューヨーク貴金属は金、銀が小幅安、PGM系貴金属は上昇。ニューヨーク原油は
 続落。期近9月限は75ドル台前半まで下落。
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