ゴム市況=続落、上海安や産地を受けて地合いを緩める

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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JPXゴムの相場表(帳入値と前営業日比)
                 RSS3                    TSR20
   2024/08      2024/12      2025/07       2024/08        2025/07
 316.4  - 2.0   314.3 - 1.4  318.0  - 1.0   254.0   0.0   257.0   0.0
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    上海ゴム  9月限   14,145   ‐ 210   (午後3時22分時点)
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【市況】
 ゴムRSS3号は続落。序盤は上海夜間安を背景に、売りが先行した。中盤に入る
と、日中取引の上海ゴムが一段安となったことや産地安を受けて、売り物がちの展開と
なった。ただ、終盤はドル・円が円安方向に振れたことなどから、小幅ながら下げ幅を
縮小させる限月が目立った。TSR20は出来ず。

 大引けのRSS3号は、前営業日比4.4〜1.0円安。活発限月の12月限は、同
1.4円安の314.3円、期先26年7月限は同1.0円安の318.0円、総出来
高は550枚。TSR20は全限が同変わらず。

【タイオファーは軟化 】
 タイオファー価格(FOB)が軟化した。30日のタイ南部の天然ゴム主要積み出し
港のソンクラ渡しのオファー価格は前営業日比0.86バーツ安の79.48バーツが
提示されている。25日に今月2日以来となる80バーツ台を回復し、26日も同水準
を維持したが、連休明けのタイ市場では同水準を維持できなかった。
 産地では、天候不順懸念はあるもの、需要サイドは中国の景気回復の遅れなどから、
芳しくない。タイオファーの戻りが80バーツ台で一服となれば、オファー価格は再び
水準を引き下げそうだ。
【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は売りが先行し、前営業日比
2.3〜1.9セント安。

 上海ゴムは、下落。中心限月の9月限は、夜間取引から売りが優勢となり、前営業日
比110元安の1万4245元で夜間取引を終えた。日中取引に入っても売り物がちで
推移し、一時1万4110元まで軟化した。

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