●論点解説穀物、産地好天と農家投げ売り=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 穀物相場の低迷が続いている。産地では相変わらず降雨が観測されており、豊作期待
が強い。受粉期に目立ったホット・アンド・ドライの発生がなく、順調に生育が進む可
能性が一段と高まっている。価格低下でも農家の売り渋りは見られない。農家は在庫保
管コストを負担してでも相場の反転を待っていたが、現実には価格は更に低下し、それ
に加えて長期にわたる在庫保管コストを負担している。新穀の収穫時期も近づく中、在
庫の投げ売りが始まっている。価格低下による輸出拡大もみられず、売られ過ぎ感程度
しか反発材料が見当たらない状況になっている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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