石油市況=原油は暴落、期中は7000円超の下げで直近の安値を更新

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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東京石油の先限相場表(帳入値と前営業日比)
      東京ガソリン             東京灯油                東京原油
2025/02   81,000     ±0  2025/02   81,500     ±0  2025/01   63,910 -6,740
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15:15 現在
NY原油    夜間取引 期近  9月限 72.43 ドル -1.09
ブレント原油   夜間取引 期近 10月限 76.11 ドル -0.70
ドル・円相場 15:15 現在   142.19 円  前営業日比  6.90円の円高
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【市況】
 東京石油市場は原油が暴落。米雇用統計をきっかけに米景気悪化懸念が強まり、原油
を含むリスク資産市場では換金売りが強まり、原油のその動きに巻き込まれた。正午前
に期近から期中までは4000円超の下落で推移。午後になり、1ドル=142円台ま
で円高進行したこと一段安となり、期中は70000円超まで増える限月が続出し、直
近の安値を大幅に更新した。
 ガソリン、灯油は約定せずに値動きなし。

 前営業日比は、ガソリンが出来ず、灯油が出来ず、軽油も出来ずだが、名目値で
300円安、原油が7340〜1880円安。中京ガソリンは出来ず、灯油も出来ず。
 推定出来高は、ガソリンが0枚、灯油が0枚、軽油が0枚、原油が7791枚。中京
ガソリンが0枚、中京灯油が0枚。


【原油需の減少のシナリオで積極的な買いは手控えもよう】
 東京原油は暴落。円高、株安による投資家心理の総弱気状態が原油市場にも波及し、
パニック的な下げになった。中国、米国の2大消費国の景気不安が強く、原油需の減少
のシナリオで積極的な買いは手控えられたもよう。
 原油の6番限である1月限は6万3730円まで下落となり、直近の安値を大幅に更
新。12月限から1月限への限月移行が少なからずあったとみられる。14日間の相対
力指数は17台まで低下し、稀に見る弱気。同時に売り過剰感が台頭。

【ニューヨーク原油の時間外取引は上伸】
 ニューヨーク原油の夜間(時間外取引)は軟化。9月限は午後3時15分現在、前日
比1.09ドル安の72.43ドル辺りで推移。

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