ゴム午前=総じて買い先行、円安と日経平均株価の急反騰を好感

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、総じて買い先行。寄り付きは、上海夜間は小幅安となったもの
の、ドル・円が一時1ドル=146円台前半の円安に振れたうえ、日経平均株価が一
時、前日比3000円超の上昇となったことを受けて、総じて買いが先行した。中盤に
入ると、日中取引の上海ゴムが買い優勢となったことから、しっかりとなっている。T
SR20は出来ず。

 午前11時41分現在のRSS3号は前営業日比1.9円安〜4.7円高。活発限月
の1月限は同4.7円高の316.9円、期先25年7月限は出来ず、推定出来高は
818枚(前日夜間取引含む)。

【1月限は320円接近では戻りが鈍る】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、円安や日経平均株価の急反騰を受けて、総じて
買いが先行している。活発限月の1月限は、節目の320円目前となる318.5円ま
で上昇した。ただ、昨日に続き、320円接近では戻り売りを浴び、316円台まで上
げ幅を縮小させている。1月限は、7月下旬の取引でも、320円接近では戻りを叩か
れており、320円付近が重要な水準になっている。
 産地サイドをみると、タイオファーは戻り歩調ではあるば、80バーツ付近では戻り
が鈍くなっている。天候不安はあるもの、右肩上がりの上昇ではない。中国の景気回復
が遅れているうえ、米国は景気後退を予測する「サーム・ルール」が発動している。産
地価格の戻りも限られそうだ。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20も買いがやや先行し、0.2
〜0.6セント高で推移している。

 上海ゴムは軟調。午前11時00分現在、指標限月の2024年9月限は、前営業日
比20元高の1万5675元で推移している。

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