【前週までのレビュー】産地相場の上げが一服となったことや、上海ゴムがチャートポ イントでの攻防となっているため、320〜330円前後のレンジ相場になるとみた。 【1月限は一代の高値を試す】 JPXゴムRSS3号は、買いが加速している。活発限月の1月限は、23日に35 1.6円まで上値を伸ばした。目先、一代の高値355.0円を試しそうだ。ただ、今 回の急騰は、産地相場や上海ゴムの値動きと比較すると、過熱している。産地相場は、 やや伸び悩みをみせているうえ、上海ゴムも上昇はしているが暴騰のような動きではな い。JPXゴムRSS3号の急騰は、投機的な色彩が強いとみる。 投資主体別売買動向をみると、8月第1週に海外投資家は前週の146枚の売り越し から29枚の買い越しに転じ、8月第2週は142枚の買い越しになっている。1月限 の値動きみると、8月6日に309.9円まで下落している。海外投資家は、ここから 踏み上げを狙ったようだ。330円超で踏み上げが加速したとみる。今回の急騰が内部 要因主導とすれば、上値が重くなった際、相応の調整安を迫られることになる。上海ゴ ムや産地相場がJPXゴムRSS3号に追随し上昇している間は、崩れる可能性が低い とみるが、JPXゴムRSS3号の上値の重さや、海外市場が崩れた際は、急落に注意 したい。 【上海ゴムの1万6500元の攻防に注目】 上海ゴムが戻りを試している。中心限月の1月限は、7月31日に1万5140元ま で下落した。だが、8月に入り反発となっており、23日には1万6380元まで水準 を引き上げている。目先、節目の1万6500元の攻防になりそうだ。6月25日に同 水準を上抜き、1万6640元まで上昇する場面があった。だが、戻りを叩かれ、終値 ベースでの1万6500元の維持に失敗すると、翌日から下降トレンドが発生し、7月 31日の安値を示現した。今回も終値ベースで1万6500元をしっかり維持できなけ れば、戻り売り圧力が強まりそうだ。 【東京ゴム活発限月の1月限のテクニカル要因】 ゴムRSS3号の活発限月の1月限は、上値追いの展開となった。7月からの値動き をみると、2日に334.0円まで上昇したが、335円手前では戻り売り圧力は強か ったうえ、上海ゴムがレンジから下放れたことを受け、9日に316.7円まで水準を 引き下げた。11日は329.0円まで戻したが、330円の手前で切り返されると、 振幅を繰り返しながら上値・下値を切り下げ、8月6日に309.9円まで下落した。 ただ、同水準で支持されると、産地高や上海高を背景に地合いを引き締め、20日は終 値ベースで330円を突破した。21日から買いが加速し、23日の午前中に351. 6円まで上値を伸ばした。 買いが継続すれば、節目の350円を終値ベースでしっかり上抜くことが重要とな る。これに成功すれば、6月10日に付けた一代の高値355.0円がターゲットにな る。高値更新となれば、節目の360円を目指そう。一方、売りが先行すれば、節目の 340円付近が支持になる。同水準を割り込むと、一目均衡表の転換線がある335円 付近や節目の330円を試すことになりそうだ。 【今週の注目ポイント】 JPXゴムRSS3号の動向を探るうえで、上海ゴムに注目したい。産地相場が、目 先天井を付けたとみられる中、上海ゴムがJPXゴムRSS3号の上昇を主導してき た。上海ゴムが反転に転じれば、JPXゴムRSS3号の買い意欲も後退する可能性が ある。 【相場予想レンジ】 8月26〜30日のJPXゴムRSS3号1月限の中心レンジ予想は320〜360 円。テクニカルの支持線は330.0円(節目)、抵抗線は355.0円(一代の高 値)。 MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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