[今夜の視点]シカゴ大豆=11月限は再び一代安値が視野

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 シカゴ大豆の夜間取引は堅調。11月限は960セント台半ばまで戻している。前日
の急落で再び一代安値である955.00セントが視野に入っており、今夜一段安があ
れば更新する可能性もある。クロップツアーではコーン同様、主産地のアイオワ州の生
育が予想以上に良いだめ、それがさらに弱気されるのか否かが焦点となろう。また安値
を更新すれば、チャート面からの売りも入りやすくなるので注意したい。
 また今夜はジャクソンホール会合(カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム)
で行われるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の基調講演にも注目したい。

 前日のシカゴは続伸。週間輸出成約高は163万トン台と、事前予想レンジの上限を
大幅に上回り、4営業日連続で、デイリー報告で大口輸出成約が発表されるなど、輸出
面で強材料が揃ったものの、4日目を迎えた産地のクロップツアーで、アイオワ州のチ
着ザヤが1312本と、前年の1190本、3年平均の1194本を大幅に上回ったこ
とで、豊作見通しに圧迫された。このところ輸出の好調さが豊作見通しに勝ってきた
が、この日は抗し切れなかった。

 11月限は960.25セントまで急落。引けは961.50セント。

<今夜の予定>
◆ アメリカ ◆
【経済】 23:00 新築住宅販売 2024年7月 (商務省)
【商品】 8/24 04:30 建玉明細報告 (CFTC)
◆ カナダ ◆
【経済】 21:30 小売売上高 2024年6月 (カナダ統計局)

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*予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。
*海外の発表時間は日本時間で表示してあります。

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