プラチナ市況=プラチナが続落、現物相場の戻りと円小反落で下げ幅縮小

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,703    +54    11,753   + 61  : 2,519.22   +12.39
銀          137.0    0.0     139.0    0.0  : 2,956.00   +14.00
プラチナ     4,317    -75     4,386   - 26  :   947.47    -1.85
パラジウム   4,400      0     4,400      0  :   955.39    -7.53
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    144.57   + 0.01  ユーロ・ドル相場   1.1134  -0.0002
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。ニューヨーク安と円高を受けて売
り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下げ一服や円高一服が下支えになっ
たが先限は正午に57円安で推移。午後の取引では現物相場の戻りと円小反落で下げ幅
を縮小した。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが75〜20円安、プラチナスポットが57
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが6731枚、プラチナミニが503枚、プラチナスポット
が1962枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは軟調、下げ幅を縮小も弱気ムード払しょくできず】
 プラチナは軒並み軟調。夜間取引で4334円まで下落。先限足の支持線の今月15
日の安値4339円を割り込み、今月9日以来の安値をつけた。夜間取引の終盤から日
中取引にかけて下げ幅を縮したが、弱気ムードは払しょくできず。14日間の相対力指
数(RSI)は終値で38台まで低下し、弱気感が拡大。
 ドル円はレンジ相場だが、ドル建て現物価格が長期波動線の200日移動平均線
(946ドル)割れとなっていることが気掛かり。買い方は、ほぼ同ザヤ状態にあるニ
ューヨークプラチナ期近10月限とともに早期に950ドルを回復したい場面。
 明晩発表の7月の米個人所得・支出(デフレータ)に対しての注目度が高い。今夜は
週間新規米失業保険申請件数、第2四半期の米国内総生産(GDP)改定値など複数の
米経済指標の発表がある。米景気に対して警戒感が強まっており、注意したい。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の931.10ドルから、ドル安を受け
て反発基調。午後になり、ジリ高となり、午後4時前に943ドル台まで上昇。
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