NYプラチナ市況=プラチナ・パラジウムは反落、ドル買い戻しが重しに

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/10)    943.9       953.5       928.8       932.2    - 14.0
         (25/ 1)    954.4       963.8       939.7       942.6    - 14.1
 パラジウム  (24/ 9)    979.00      989.00      973.00      961.10   - 11.40
         (24/12)    974.50      993.00      956.00      962.80   - 13.30
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ         19,063        19,335        77,983        (-    408)
 パラジウム          3,710         5,386        23,132        (-    577)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ    ・NYダウ           41,563.08 + 228.03
     前日  145.00/02   1.1078/80    ・ナスダック          17,713.63 + 197.20
     本日  146.17/19   1.1048/50    ・10年米国債利回り       3.91 +   0.04
・NY原油 (24/10)  73.55 - 2.36     ・SPDR保有金残高     857.27 +   1.15
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナ、パラジウムは反落。前日比は、プラチナ
が14.5〜13.2ドル安、中心限月の10月限が14.0ドル安、パラジウムが
13.60〜11.40ドル安、中心限月の12月限は13.30ドル安。
 プラチナ10月限は反落。米利回り上昇やドル高が重しとなった。米利下げ開始見通
しを背景としたドル安の反動で、月末にかけてはドルが買い戻されている。来週月曜日
のニューヨーク市場がレイバーデーで休場となることも調整のドル高を後押し。
 11月の米大統領選後の景気見通しの不透明感も重し。来月、米連邦準備制度理事会
(FRB)が利下げを開始する見通しで、金融引き締め局面を経て米経済はソフトラン
ディングする公算だが、楽観的な雰囲気の広がりは見られず。
 中国の輸出入について、人民元による決済がドルを上回り、国境を越えた取引におけ
る人民元の利用が過去最高を記録したことはドルの先安感を強めた。中国国家外為管理
局(SAFE)のデータを引用して英FTが伝えた。ロシアのウクライナ侵攻後、ロシ
アのドル離れが加速し、人民元の利用が拡大している。
 パラジウム12月限は反落。プラチナ相場に連動した。
今日の材料
・9月利下げへの確信が高まっている=ミュラー・エストニア中銀総裁
・9月会合後の政策方針は確実性が低下=同上
・賃金の道筋は予想より強い可能性=シュナーベルECB理事
・政策緩和のペースは機械的であってはならない、データと分析に基づく必要=同上
・成長見通しは予想よりも弱い=レーン・フィンランド中銀総裁
・成長見通しは、9月利下げの正当性強める=同上
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。