NYプラチナ市況=プラチナが反落、パラジウムは続伸

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/10)  1000.8     1008.5       985.0       988.2    - 18.6
         (25/ 1)  1010.0     1018.1       994.5       997.5    - 18.9
 パラジウム  (24/12)  1075.00    1086.50     1065.00     1082.20   + 11.20
         (25/ 3)  1072.00    1090.00     1072.00     1088.10   + 12.10
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          32,932         48,676        82,061       (-    914)
 パラジウム          5,429          7,535        19,808       (-    832)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          41,622.08  + 228.30
     前日  140.93/95   1.1075/77   ・ナスダック         17,592.13  -  91.85
     本日  140.58/60   1.1132/34   ・10年米国債利回り      3.62  -   0.03
・NY原油  (24/10)   70.09 + 1.44  ・SPDR保有金残高    870.51  -   0.27
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは続伸。前日比は、プラ
チナが19.4〜18.1ドル安、中心限月の10月限が18.6ドル安、パラジウム
が8.40〜12.10ドル高、中心限月の12月限は11.20ドル高。
 プラチナ10月限は反落。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下
げ観測を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、戻り高値を突破できず、上げ一
服となった。日中取引では、ニューヨーク連銀製造業景況指数の改善や金の上げ一服を
受けて売り優勢となった。
 パラジウム12月限は米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測やドル安を受け
て買い優勢となった。
 プラチナ10月限は時間外取引を991.3〜1008.5ドルのレンジで推移し、
前日比9.2ドル安の997.6ドルとなった。10月限は安寄りしたのち、米連邦準
備理事会(FRB)の大幅利下げ観測を受けて買い優勢となった。欧州時間に入ると、
戻り高値を突破できず、上げ一服となった。
 日中取引では、押し目を買われ、998.5ドルまで戻した。その後は、ニューヨー
ク連銀製造業景況指数の改善や金の上げ一服を受けて売り優勢となり、985.0ドル
まで下落した。
 米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測やドル安が支援要因になったが、前日
の高値を突破できず、上げ一服となった。また9月のニューヨーク連銀製造業景況指数
はプラス11.5と前月のマイナス4.7から上昇し、ほぼ1年ぶりに拡大圏に浮上し
た。市場予想のマイナス4を上回った。
 パラジウム12月限は、時間外取引を1065.00〜1086.50ドルのレンジ
で推移し、前日比12.50ドル高の1083.50ドルとなった。12月限は高寄り
したのち、米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測やドル安を受けて買い優勢と
なった。欧州時間に入ると、他の貴金属の上げ一服に上値を抑えられたが、押し目は買
われた。
 日中取引は、1066.50ドルで押し目を買われると、1084.50ドルまで上
昇したが、他の貴金属が上げ一服に上値を抑えられた。ただドル安を受けて下値は限ら
れた。
 13日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの14万5586
オンス、パラジウムは同変わらずの4万1980オンス。
今日の材料
・フーシ派が発射したミサイルがイスラエル中部に初めて到達した。イスラエルのネタ
ニヤフ首相はフーシ派が「重い代償」を払うことになると警告した。
・米大統領選の共和党候補トランプ前大統領がプレーしていた南部フロリダ州ウェスト
パームビーチのゴルフ場の近くで、シークレットサービス(大統領警護隊)が銃を持っ
た人物を目撃し、発砲した。トランプ氏は無事だった。連邦捜査局(FBI)は暗殺未
遂との見方を示した。
・イランのペゼシュキアン大統領は、米国がイランを敵視しない姿勢を実際に示せば、
イランは米国と直接交渉する可能性があると言明した。
・欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事兼主任エコノミストは、ECBは段階的な
利下げを続けるべきとの見解を示した。
・9月のニューヨーク連銀製造業景況指数はプラス11.5と前月のマイナス4.7か
ら上昇し、ほぼ1年ぶりに拡大圏に浮上した。市場予想はマイナス4。
・国際決済銀行(BIS)は、主要中央銀行に対し、ここ数年での金利引き上げで整え
た政策金利の積み上げを急速な縮小により浪費せず、一定の引き下げ余地を確保してお
くよう提言した。
・ニューヨーク連銀のダドリー前総裁は、米連邦準備理事会(FRB)は今回の会合で
大幅利下げを決定する必要があるとの見解を改めて表明した。
・米国家経済会議(NEC)のブレイナード委員長は、米国のインフレ情勢は「重要な
転換点」を迎えたとし、今は労働市場の進展の維持に注力する必要があるとの考えを示
した。
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