プラチナ市況=プラチナが小幅続伸、NY高を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2024/10          2025/08    ドル建て現物価格 15:15 現在
金         11,848    +46    11,912   +60  : 2,597.29   +20.88
銀          140.0   +2.0     140.4  +0.4  : 3,114.00   +23.00
プラチナ     4,494    +19     4,508   +11  :   989.02    +8.22
パラジウム   5,000   +100     5,000  +100  : 1,084.90    +9.13
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    142.08   -0.47  ユーロ・ドル相場   1.1172  +0.0041
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小幅続伸。ニューヨーク高を受けて買い
優勢で始まったのち、円安一服に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル建て現物相場
の堅調が下支えになった。パラジウムの商いはせず、帳入値で上昇した。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが7〜24円高、プラチナスポットが10円
高、パラジウムが100円高。
 推定出来高は、プラチナが8164枚、プラチナミニが696枚、プラチナスポット
が3792枚、パラジウムが0枚。
【プラチナはドル安再開が支援】
 プラチナ先限は夜間取引で4553円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因にな
った。円相場は1ドル=142円台後半で円安が一服し、142円前後まで円高に振れ
た。
 米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始を受けてドル安が再開したことが支援要因
になった。2026年末まで政策金利を3%まで引き下げる見通しである。ただ利下げ
によってインフレが再加速する可能性もあり、今後発表される経済指標を確認したい。
また中国経済の行方も焦点である。一方、日銀金融政策決定会合で金利据え置きが決定
された。7月の追加利上げの経済・物価への影響や、8月に不安定化した金融市場動向
の見極めが必要との判断が背景にある。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の985.35ドルから、ユーロの小動
きを受け、もみ合いとなった。午後に入ると、ドル安を受けて988ドル台まで上昇し
た。
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